2008年07月22日(火)
恒例、前回以降に観た映画。
「純喫茶磯辺」。
麻生久美子のコスプレぶり見たさで出かけたものの、
同じ制服を頑強に拒んだ娘役の仲里依紗が一番の出来だった。
誰よと思って調べてみたらば、「ガチ☆ボーイ」ですでに見ていた。
しかもその感想、はっきり「妹役が可愛くない」とまで書いている。
なんでよ? 役の差? 今回、いかにも等身大だものなぁ。
開店記念の写メシーンが実にいい表情だった。
「クライマーズ・ハイ」。
ガチンコ映画。
舞台となる新聞社の様子もガチンコなら、
役者の演技もガチンコ。暑苦しくって気持ちいい。
ただ、最後に実在の遺書で泣かせるのは狡い。
堺雅人目当てに見に行って、遠藤憲一に魅せられた。
「百万円と苦虫女」。
なにがいいかといって、蒼井優がラストで
最も美しく撮られているというのが実にいい。
アンチ自分探し、「探さなくてもここにいるし」に納得。
「たみおのしあわせ」。
時効警察ファンなら観ずにはいられない布陣。
でも、きっと誰も満足できない。
一番イケてたのが忌野清志郎というのもアレだし、
「え? なに? わっかんねー」との声さえ聞こえたラストもアレだ。
ま−、霧山君と三日月さんの再来を期待する方がまちがっているわけだが。
あと、「インディ・ジョーンズ」も観ましたが、
うーん、ぼくはこの手の映画そろそろ卒業かもしれん。
遺跡とか神殿とかが最後に崩れ落ち、欲かいた奴が死ぬという。
もうええやろ。
2008年07月10日(木)
誌名という枠を超えて、昨今「女子カメラ」なるものは、
ひとつのジャンルというかカテゴリというか、はたまたスタイルというか、
ともかくソレを確立してしまった感がある。
対極にあるのは、当然オヤジカメラだ。
今や何誌もあるそんな女子カメラに分類されるであろうとある雑誌。
投稿規定をなにげなく見ていたら、使用カメラやレンズ、絞り、シャッタースピード
などといった必須記入項目の最後に「撮影意図」というのがあって、
ちょっとうんざりしてしまったのだった。
撮影意図。
なんだそれは。
ゴタクともいうやつか。
写真というのは、画面が語ることがすべてなんじゃないかとぼくは思う。
それについて作者があれこれ注釈つけるのは、なんだかダサい。
多くを語れば語るほどダサい。おまえは語るな。作品にこそ語らせろ。
それは映画や音楽、文学、その他あらゆるアートについても同様だ。
その手のゴタクを並べる写真は、女子カメラだろうがオヤジカメラだろうが、
ぼくに言わせればすべからくゴタクカメラだ。
撮った後からあれこれ言わない。撮ったら撮りっきり。写っているものがすべて。
ぼくはそれでいいと思う。それがいいと思う。それでいこうと思う。
デマカセカメラ、ズボラカメラ、ヘタレカメラ。
そんな類。それでいこう。