TWILIGHT DIARY
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今日のラジオのテーマは、先週話題に上がった事もあり、“給食”。
番組中、様々な給食の記憶や、好きな給食の献立などがたくさん寄せられた。 現職中の先生の給食観なども頂いた。 ゆとり教育のお陰で、給食の時間が、なんと15分間しかないそうである。 15分はどうだろう。 どう考えてみても、短い。 「ゆとり」は、ないように思う。
フランスのとある学校では、お昼の時間にレストランに行って、 伝統のフレンチのコースを、マナーを覚えながら、 ゆっくり食事をとる、というのを聞いた事がある。 毎日ではないのだろうが、羨ましい。 フランスでは、当たり前に、「食」も立派な伝統文化の位置を、 与えられているように思う。
日本で云うと、茶道だろうか。 茶道は、茶の文化が昇華した、伝統様式美かも知れないが、 継承しているのは、ほとんどがお稽古事としてやっている人達に限られる。 私は、お茶を習った事はないが、抹茶が好きで、時折点てて飲む。 そういう時は、ほんの短い合間だが、やはり時間を忘れる。
たとえそれが、脱脂粉乳やカレーライス、あげパン、フルーツ白玉であろうと、 結構、給食は人の心に思い出として、刻み込まれる。
時間が短すぎる事で、給食を食べた記憶も残らないような事があっては、 なんだか、淋しい気がするんである。
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