TWILIGHT DIARY
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今日、BSでキューバのクラシックカーファンを取材した番組を見た。
キューバでは、クラシックな車を愛している人たちがたくさんいて、 普通に、公共道路で運転して走らせている。 というより、道路を走っているのは古い車ばかり。 古い物になると、30年代の車もある。
すごい高級車のクラシックカー、という訳ではない。 日本なら、多分「おんぼろ車」と言われる範疇だと思う。
昔のごく普通の、がたがたシボレーだったりするのだが、 傷にペンキを塗ったり、修理をして、みんな大事に乗っている。 現役のサルサシンガーも、移動に使っている。
キューバの紺碧の海岸沿いを、何台ものクラシックカーが走る。 古いので、ホイールがはずれたりするが、それも愛嬌である。 経済的には、余裕のない生活でも、心に余裕のある生活だと思う。 映像になると、その古い車たちはキューバの街並や、海岸に溶け込み、 味わいのある風景になる。行ってみたくなる程である。
映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を見たとき、 キューバの街の映像が、なんだかすごくいい風景だと思ったが、 今から考えてみると、新車なんぞは一つも映っていなかったかも知れない。
古くから歴史のあるホテルの、長年勤めているホテルマンのインタビューがあり、 革命の時は、たくさんの兵士たちが中庭のカフェに集まっていたが、 ホテルの人は、誰も何も言わなかったそうだ。 「私たちは、嬉しかったのです」と言っていた。
キューバって、いいお国柄なんだなぁ、と思った。
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