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2002年06月10日(月) 市松人形。。

今日は札幌市内のデパートの催事の京都展に行った。

和紙に千鳥と波の版画が刷られている、菓子用の丸い敷き紙がかわいい。
すすきにウサギの絵が付いているのと一緒に購入した。
京都のものはどんな小さな物でも、まずデザインが美しい。
包装紙でさえも綺麗である。
みたらし団子の包装や、お干菓子の箱の毛筆の字までが、
計算され尽くしたかのごとくに、美しい。

かがみ石、金閣というお菓子などを買ったあと、
その一階下で京都伝統工芸展を見た。
漆塗りの家具や、雅な味わいのお着物。お茶会用のお座布団。
なんだか清冽な感じがする。

ふと見ると、奥にお人形が何体か飾られている。
市松人形。
眼が、生々しい。ガラスだろうか。異様な気配がある。
話かけたら、返事を素でかえされそうな感がある。
よく話題に上がる「髪が伸びる市松人形」も、わからぬでもない。
見てるそばから、今にも伸びそうである。ちょっと恐い。
今もこうして現存するという事は、
市松人形を愛する方々が、少なからずともいるということだろう。

値段を言うのは野暮だが、軽自動車の一台くらいは買える値段であった。


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izumi [HOMEPAGE]

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