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2002年06月19日(水) 無垢。。

今日、BSでリバー・フェニックスの映画「旅立ちの時」を録画して観た。

ダニー(リバー)の両親は、兵器工場の爆破犯として、
何年間もFBIから追われている。
追手の影が近づくと、家族は町から町へと移動する。
名前を変え、髪の毛の色も染め、眼の色まで変える。
常に何かに怯えながら、家族は暮らしている。

彼にはピアノの才能があり、
音楽教師からジュリアードへの進学を薦められるが、
逃亡生活をしていては、大学進学もままならない。
父親は、家族はどんな時でも一緒でなければダメだと言う。
そういう父親の気持ちも、2才の頃から共に逃亡生活をしている彼には、
充分過ぎる程よくわかっているのである。
だが「旅立ちの時」は、突然訪れるのである。

リバーの映画は、以前に「マイ・プライベート・アイダホ」を観た。
何か救いようのない悲惨なイメージのある映画だったが、
突如、ことん。と、すぐ眠ってしまう病の少年役のリバーは、
まるで眠り姫のように、純粋無垢で綺麗であった。
汚れ役であったが、全く汚れて見えない。
デリケートな潔癖症の悪魔みたいである。


角度によって、驚くほど顔立ちが変貌する不思議な俳優だったと思う。













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izumi [HOMEPAGE]

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