TWILIGHT DIARY
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2002年08月29日(木) 超現実な街を行き来する。。

仕事場の向かいのビルが取り壊されて、跡形もなくなった。

こちらは3Fなので、ピアノに向かって座っていると、窓際がやけに明るい。
「は?」と思って、窓の外を目をやると、ずうっと向こう側のネオンが、
あった筈のビルの空間から、たくさん見えて明るいのである。

その取り壊されたビルは、もともと成人向けで有名な映画館であった。
学生の頃、友達とその映画館の前を通っては、
今時こういうの見る人っているんだろうか?と言ったものである。

時代は変わる。

映画館はゲームセンターになり、次に2Fにカラオケルームも出来たり。
だが、とうとう取り壊しになったのである。

上からちゃんと見ると、申し分のない廃墟である。

少し前に、学校が一つ、街なかから姿を消しているのに気付いたこともあった。
もうすでにそこは、整地されていて、跡形もなかった。

こういう事は、何だか、ぽっかりと心に穴が空く感じがする。

元々、街というのは人間の作ったものだから、
永遠などありはしないとは思うのだが、
住み慣れた街の見慣れた風景が、ある日突然変貌するというのは、
長年の住人としては、ある意味超現実だったりするものである。

今度はその場所に、どうやらビジネスホテルが建つらしい。







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izumi [HOMEPAGE]

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