TWILIGHT DIARY
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昨日、京都から下の娘が帰って来た。
だいぶお疲れのご様子である。 「何かおいしいもの食べた?」と訊いたら、「全然」と答えた。 自由研修が多いので、六食ほど、自分達で食事の場所を決める。 洋食ばっかり食べていたそうで、京都は日本食の総本山のような所だから、 専門店でもなければ、大概はハズレかも知れない。
それじゃ、お気の毒な帰宅した旅人の為に、 今日は和食でも、と思って、庭の食用菊を摘んで、二種ほど拵えた。
紫の食用菊はまだだが、黄色は食べ頃である。 花びらはさっと湯がいて酢の物、葉を天麩羅にした。 紫よりも、黄色の方が匂いはきついが、効用もかなりありそうな味わいである。
家族中、菊を食べるのは大好きで、毎年のこの時期の愉しみでもある。 菊の、少し強い香りを嗅ぎながら食すると、 毎年の秋口の出来事などをふと思い出して、 非常に感慨深いものがある。
旬の物を味わう愉しみというのは、意外とそういう所なのかも知れぬ。
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