TWILIGHT DIARY
music,art,book,food,fashion,and nature etc.etc...
|
|
今日から、wakaさんの文学の師匠である、中村嘉人氏の文学講座が始まった。 月に二度ほどなので、私にとってはちょうど良いペースだと思う。
学生以来、久し振りに講義というものを聴くと、新鮮でしょうがない。 学校で勉強した時には、メモを取るのも面倒であったが、 何だか、真新しいノートに、シャープペンシルで字を書く事でさえ愉しい。 カルチャーセンターが、何故人気があるのか、わかるような気がした。
興味のある事を自分で選んで勉強するのと、 知りたくもない事を、押し付けられて勉強するのでは、かなり差がある。 とことん、好きなことを勉強出来るのは、誰だって愉しい。
さて、この中村嘉人氏の文学講座は「時代小説の世界」と銘打たれており、 全12回で、時代小説論から、池波正太郎、司馬遼太郎、藤沢周平の世界と続く。 池波正太郎の食卓エッセイが好きで、加えて、今年ついに読んでしまった、 藤沢周平が好きになった私にとっては、垂涎のカリキュラムである。
池波正太郎は鬼平、剣客商売、梅安の三大シリーズ、 司馬遼太郎は燃えよ剣、竜馬がゆく、国盗物語。 藤沢周平は、橋ものがたり、用心棒日月抄、三屋清左衛門を取り上げるそうである。
テキストとしても使うので揃えなければならないが、 手持ちにない本を探して購入するのも愉しいし、 何より、好きな講座を聴く為に、好きな本を読むというのは読み甲斐がある。
氏は、退職後の方々には読書が必要というお話をされていたが、 本好きにはたとえ現職中であっても、読書が生きがいだったりするものである。
私はこうして、書くのも好きであるが。
|
|
|