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2002年11月25日(月) ゼネラル・レクラークと富有柿。。

今日は、久々、気温が高く雨模様である。

さて、ゼネラル・レクラークという洋梨を初めて食べた。

見た目は千両梨ほどの大きさで、色合いはラ・フランスやブランデーに似ている。
貼ってあったラベルの説明によると、1950年に、パリ近郊で発見されたらしい。
なんだか、そのエピソードが少しだけミステリアスな感じのする梨である。

皮を剥くと、とろりとした果肉の表面が表れて、
甘くなんともいえない芳醇な香りが広がる。

食べてみると、ラ・フランスよりも糖度が高く、舌触りが非常にきめ細かい。
緻密な果肉なのに、噛むと果汁がうわぁっと口中に広がって、意外な食感である。

レクラークを食べた後に、ラ・フランスを食べると、
さっぱりした感じがするくらいである。

本州から送られてきた富有柿は、ぱりっとしているが、甘くて美味しい。
今が食べ時である。
白和えや膾(なます)、サラダにもとてもよく合う、癖の少ない柿である。

フルーツ皿に、ゼネラル・レクラークと富有柿を切ってのせ、
それぞれに味わうと、収穫の季節の醍醐味を感じる。

フランス原産の梨と、アジアな柿の取り合わせだが、
同じ皿の上で、二人はとても仲の良い古い友人のように、
寄り添って澄ましているのである。




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izumi [HOMEPAGE]

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