独白2
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2001年10月29日(月) 昔日記

今日はテストでしたよー。正に「レ・ミゼラブル」!!
このままでいいのかと自問しつつ帰ってきたら日記を書く始末。
学習能力がありませんねー。
てかはやく書かないと母が帰ってきてしまいますよ。
いない方が落ち着きます。

だったらゆっくり風呂になんか浸かってないでさっさと書けばいいのにねえ。
お風呂で考え事好きです。ゆっくり何にも考えないで浸かってるのも好きです。
いつから好きになったのかなあ?
昔はお風呂あんまり好きじゃなかった気がする。

そういや今日モスでお昼heisiと食べてたらいっぱい中学生っぽいこがいました。
なんでこんな時間にいるのかなあと思ったらうちの妹は別の日だったけど普通は文化祭の代休の日なんだと思いました。
私はもう自分の中学の文化祭なんて覚えてないよ。
こういうのは思い出になってもいいはずなのに。

つーことで本日のお題は『思い出』です。

今日はずいぶん前置きが長くなってしまいました。
なんなんだかなあ。

で、思い出。
私はネットに載せる日記を書き始める前から小学生の時とか中学ん時とか日記かいてたんですよね。
なんで書き始めたのかはもう忘れてしまったけど、気づいたときには「忘れたくない」って思って書いてました。
その時からもう「日常は忘れるもの」とおもってたのかなあ?気味の悪い子供だ。

思い出ってのは基本的にホントに些細な日常のことは指さないんだと思います。
特別楽しかったもの、つらかったもの。
しかもそれは時が経つにつれてどんどん美化されていってる気がする。
つらかったことも、その時の心情は時が経つにつれて曖昧な物になってきてるから他人にいったり、「今はいい思い出だよ」とか言えたりするんですね。
でも本当に大切なことは忘れてしまうのが不思議だ。
思い出せなくて寂しいと思うぐらいならまだいい。
でも忘れたことすら忘れてしまうこともある。
美化された物だけを後生大事に「思い出は大切だ」なんていってるなんて滑稽ですよね。
てか私だけかもしれませんけど。私は人一倍物忘れが激しい。

そして思い出の中の人。ホントに美化されすぎ。
これは「冷静と情熱のあいだ」を読んで思ったんですけど。
他人に期待するのはいつもやっていることだけど、思い出の中の人に大きな期待をして、会ってみたら幻滅する。ホントに滑稽。
「忘れられない人がいる」
ずっと思っている訳じゃなく、時が経つにつれて忘れている間にその人は記憶の中で再構築されていく。
「忘れられない人」はいつしか別な物に成り代わっていくんですよね。
勝手に期待して勝手に幻滅。
思い出の中の人とは会わない方がいいんです。
でもまあ私にはまだ思い出になってしまう人はいませんけど。
ただ死人は思い出にならざるをえない。もう会うこともないし、会えることもない。
死人にも期待するから人間の希望的観測とは凄い物ですね。「あの人が生きていれば…」
とかいったりしてね。
期待もするし、忘れもする。思い出の中に生き続けるとは何という滑稽な言葉なんだろうと思う。記憶の中の死人はもうその人では無いのに。

なんだかんだと言い訳しているけれども私は要するに自分にも忘れてはならない物がある、本当に大切にしていた物を忘れると言うのは酷いことだ。
そういう感覚があるのだと思う。
こんな所で「思い出とは忘れる物だ」とか「忘れるのはは仕方ない」とか言いつつも私は2年前に死んでしまった犬(私の周りではこれしか死に事がない。)に忘れてしまった言い訳をしているだけだ。
実際のところ私が彼女に対して、愛情を持って接していたのはほんの僅かな時間だけだった。私は彼女が死んでからとてもそれを後悔した。そして彼女が死んだとき泣いた。
でも私は今彼女のことはほとんど思い出すことも無く、今いるサスケ(犬)に彼女にはむけられなかったほどのかわいがりようを見せている。(当時の私には彼女をかわいがるほどの余裕はなかった。)思い出すとしても私の記憶の中で再構築された物でそれは彼女ではない。

それを悪くない、仕方ないといっているのにこんなに罪悪感を感じるのはなんでか。
それは私も世間の人もそういう風に建前ばかりの綺麗事を教えられて育ってきたからだ。
認めなくてはならないことも、認めたくないと思う。
でも認めないとやっていけないことも既に解っている。
彼女が死んだとき、私が泣いたのは自分のためだし、(病気の彼女に延命を行って苦しそうにしていたのを憐れんでたりもした。)彼女がいなくなっても私は普通にたまにしか彼女を思い出さずにきちんと生きている。
そうなると解っているのにどうして私たちはそうやって建前を教えて育てていくんだろう。それに気づかなければ良かったと思うときもあるけれど、妙に納得してるのも確かだ。
要は自分がいかに綺麗な物かという風に見せるための自己満足に過ぎないんだなあと思った。

今日昼間にこの日記ホントにどうでもいいことを書いてしまったので載せるのやめようかと思ったんですけどなんか結局のせちゃいました。
日々どうでも良くなるここの日記。そろそろマンガ描きたいなあ…。


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