まる*の日記ときどき絵日記
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2003年05月23日(金) |
続・続”愛”の西洋骨董洋菓子店(例によって「や」っぽいからネ) |
まだまだ続くビシャスパ(おいおいっ、言っちまっていいのかよ?!)リレー小説。 今回はリンシン双子ちゃん登場。 スパイクの無邪気な暴走は止まる気配全く無し! どーする?ビシャスさま?!
「『NO!』と言えないビシャスさま。」(赤文字はまる*のツッコミです。)
スパイクがケーキを片手に廊下を突っ切っていくのを目撃したリンとシンは、悪い予感がしてこっそり後をつけてみた。 案の定、そこはビシャスの部屋。 柱の影から様子を伺う二人の耳に、スパイクとビシャスの会話が聞こえた。 「今日はイチゴにしたんだ!」 『だ、だめですっビシャス様!またおなかこわしますよ〜』(へえ〜お腹こわしたんだあ。意外にヤワな奴>笑) 「さ、遠慮なく食えよ!」 『そこでNOといわないと!ああああビシャス様〜〜』 結局二人の心の叫びは通じず、吐き気を抑えながらケーキをほおばるビシャス。(やっぱ、愛なの?) 柱の影でリンは盛大なため息をついた。 「あそこでNOと言えないところがなあ・・・。」 シンは苦笑するしかない。 「まあ、仕方ないよ。スパイク様の笑顔に逆らえる奴がいたら、見てみたいって。」 二人の視線の先に、ビシャスの食べる姿を見てニコニコしているスパイクの姿があった。 「・・・・・かわいいよな・・・・。」 「・・・・・ま、いっか。かわいいから・・・・。」 (アタシも許す!スパイクは何やっても許す!だってかわいいからっ!!) (by sanさま。)
むせ返るビシャスの背中をさする、リン。 「大丈夫ですか?ビシャス様」 「・・・」 「ビシャス様、ケーキはもう、お止めになった方が」 シンが心配そうに、横で言った。 「お前達・・・あの、スパイクの笑顔の前で、ノーと言えるか?」 「いえ。」リンがすかさず答えて、シンは少し考えてから、口を開いた。 「ケーキはもう、堪能したとか、おしゃったらどうでしょうか?」 「・・・」ビシャスは無言のまま肯いた。 いつものように、スパイクの軽やかな足どりで、ビシャスは書類から顔を上げた。(内心冷や汗もんだナ>苦笑) 「よ!ビシャス!!今日は、とってもいいモノを持ってきたぜ」 「スパイク・・・実は、」 「なんだ?言ってみろよ。」いつもの、笑顔で聞き返す、スパイク 「いや。しかし、」ビシャスはとまどう 「俺とお前の仲だろ?言いたい事は言えよ。」 少し真顔で言うスパイクに、ビシャスは決心したかのように、口を開いた。 「実は、スパイク、ケーキはもう」 「だと、思ったぜ!」 「え?」 「ケーキはもう、飽きたと思って、今日はプリンにしたんだ。」 呆然とスパイクの顔を見る、ビシャス 「な。可愛いだろ?ホイップじゃなくて、生クリームで飾ってるし」 ビシャスは差し出された、ワンホール程ある、プリンを睨みつける。(ってか、ちゃんと仕事しろよオマエ!!毎日菓子作りとは優雅なもんだな) 「さくらんぼもつけたんだ、さあ、遠慮なく食えよ。」 スパイクは、嬉しそうにスプーンをビシャスに手渡した。 (違うっ!違うんだああーー!!スパイクっっ>ビシャスさま心の絶叫) (byみじゅ♪さま。)
お二方、ありがとうございました。
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