雑居ビル学 Part2 - 2002年12月26日(木) 私は大学入学と同時にハタと現実を悟った。 そう自分のもっささに気付いた瞬間だった。 いや、私の基本は自意識過剰だから、それ以前も人の目を 気にしすぎて暮らしてきた。 でもそれは全く違う部分に神経をすり減らしていたので、 自分の身なりにかまっている余裕はなかった。 コジャレたサークルの新入生勧誘には卑屈な笑みで 「ムリっす」オーラを発し回避。自分をわきまえずに 「大学生らしくテニスサークルなんて入ってみようかしら?」 と、いわゆるテニサに所属したものの自分を見失い脱退。 結局、落ち着いた先は宴会と音楽にしか興味のない 人付き合いがちょっぴり苦手な人達の詰所だった。 そのサークルはというと、コジャレた感覚は皆無。 ジャンルを問わず笑えるコトならばオールオーケーといった とてもアナーキーで素敵な空間だった。 そこで私は居場所を見つけた。見失うこともあったけど。 シンパシーを感じた。 面白さこそ真実。感性こそ全て。 そんなわけでコジャレたことどもとの縁はとうにあきらめた。 人生の選択。 あの時私は卑屈なココロを押し殺し、自分にはない世界を 前向きに求めるべきだったのか? それは分からない。だってこうやって過ごしてきた自分しか 知らないし。 間違いなんてないだろうし。ね。 今の私に脈々と流れる魂。 それは自分の感情・アイデアが全ての行動の原動力だと いうこと。 この先もずっとそうありたい。 デザイナーズマンションもいいけど、雑居ビルも煩悩全開で あけすけで素直でかわいいじゃん。 てこと。 そんなたわいもないまとまりもないお話でしたとさ。 ...
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