村上さんに捧ぐ - 2003年04月21日(月) さすがにショージさんのことではありません。 村上龍さんです。 初めて読んだのですけどね、 すごいのよ。 いきなり鈍器のようなもので殴られた気分。 ドゴッて。 ゴメンナサイって。 処女作の「限りなく透明に近いブルー」。 ふるえるよ。 夏の日差し 鼻をつく匂い 雑多な生活音 痛み 全てを触ってしまった気がして すごく怖くなった。 村上さんは本当を見てる。 って思う。 自分が恥ずかしくなった。 羨ましいし、 悔しい。 私は適当に言葉を飾ってるだけなんだな って思い知った。 読書感想文なんて大嫌いだったのに、 書かずにはいられなくて 書いてみた。 でもやっぱこの感覚をうまく表せないよ。 彼がこの小説を書いたのが20代前半。 私がずっと道化であった年代を 彼は真実だけを見て生きていたのかも しれない。 なのに私は、 正直にも素直にもなれず 嘘だらけだなぁ。 イタイイタイ。 限りなく透明に近いのは、 きっと、あなたの感性でしょう? ...
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