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いいわけ - 2007年02月02日(金) 今日、レストランのバイト仲間との話の流れで、 私が前の職場(バイト)でおっさんをいじめた話をした。 正確に言うと、私が辞めることになって欠員補充で 新しく入ったおっさんに引継ぎを行う際、 とてもスパルタだったということ。 そりゃあもう自分でもびっくりするほど恐かったよ私。 いやでもね、最初からキツく接するつもりは なかったのですよ。 なんなら社会人として節度あるにっこり笑顔で 引き継いでいたのですよ、当初は。 でも、おっさんは「まぁ、こんなもんは適当にすれば いいですよね(下卑た笑い)」とか 「あぁ、それは私らもやっとったんで分かりますわ (私らの「ら」って誰のことや!)」とか ごちゃごちゃ言って具体的な仕事を全然覚えなかった。 教えたことをメモもしないし、メモしても私に 「どこに書きましたっけ?」とか聞くし、 「知らんわっ!!」と私の堪忍袋の緒は切れてしまった。 ある仕事を適当にしていいかどうかは、 その仕事に慣れてから考えればいい。 慣れる前に適当にするのは「できていない」のと 一緒だ。と、思う。 「できない」のが腹立つんじゃない。 「やろうとしてない」のが腹立つんだ。 私はある程度個人の考え方を大切にしたい方だけど、 迷惑をかけられるのは嫌いだ。 おっさんがいっこうに仕事を覚えないのは、 私がちゃんと仕事を教えてないみたいで迷惑だった。 で、気が付いてみれば般若の顔をした私がおったとさ。 んで、何が言いたいかというと、 やっぱり世の中から「いじめ」を失くすのは無理だよ ってこと、あ、違った。自分で「いじめた」って 言ってたけどこれは「いじめ」じゃないよ。ってこと。 仮におっさんが年下だったらこんなに怒りはしなかった。 おっさんは48歳やったからね、時給分の働きを しなければいけないことくらい知ってたはずだ。 それに、おっさんには全て1対1で話した。 それも精神論は言ってない。具体的なことを 繰り返し伝えた(般若の面でだけど)。 だから、だから?…なんていうか、 自分ではいじめてないって思ってる。 こういう身勝手な考え方が「いじめ」を生むのかもなぁ と思いつつも。 だから、タイトルが『いいわけ』です。 そのバイトを辞める日、おっさんは私に 菓子折り(ゴーフル)をプレゼントしてくれ、 「こんなに真剣に人から教えてもらったのは 初めてでした。ありがとうございました。」 と言ってくれた。 泣きそうになった。大嫌いだったのに。 ...
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