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| 2004年08月06日(金) |
さとうきび畑の唄・完全版 |
Rが「さとうきび畑の唄」が見たいという。前回放送されたときに、学校で話題になったのに見ていなかったので話についていけなかったらしい。理由はどうあれこういうドラマに興味を持つのはいいことだし、録画しておいたのを自分もいっしょに見た。脚本:遊川さんに八木Pといえば「百年の物語」のペアだ。「永遠の仔」の勝地くんも出ている。
見た結果、自分はかなり泣き、ドラマを見ながら戦争のことを質問ばっかりしていたRは涙はたまったけど流れなかった。自分たちがいかに幸せな時代に生きているかはよくわかったらしいけど。そして、今だに戦争が続いている地域があることも改めて認識したらしいけど。
・なんで天皇は神なのか? ・なんで降伏せずに自決するのか? ・なんで上官は卑怯ものが多いのか?
乏しい知識を総動員してなんとか答える、が、ひとつどうしてもわからんことがあったのよ。
・なんで親が子供に対してていねい語を使っているのか?
そうよねぇ。あの時代の日本で、子供が親に敬語を使うのは理解できるけど、親はあんまり使わないはず。それに、ぜんぜん方言(ちゅらさん語)がない。せっかく沖縄出身の仲間由紀恵がでてるのに。こんなときは、やっぱり頼りはF。
「戦時下の日本では、朝鮮・中国・台湾はもちろんのこと沖縄や北海道のアイヌの人たちに対しても、自分たちの言葉を使わないように、日本語を使うように指導(というか強制)していて、結果的に皆が標準語をしゃべっていた」のだそうだ。
無知やった、自分。そうやって文化を否定されたあげくに、日本唯一の地上戦の犠牲になって、アメリカに占領されて、今も米軍基地問題があって。それでも沖縄のイメージはものすごく明るい。抜けるような青い空と碧い海と長寿とちゅらさん。さんまみたいな兵隊さんもおったかもしれんなと思わせてくれた。(脱走して順番に子供たちや奥さんを訪ね歩くお笑い兵隊なんてライフ・イズ・ビューティフルもびっくりやけどさ)
国を盲信せず「アメリカ人にも家族がおる。同じ人間や」というお父さんの言葉を信じて自決ではなく降伏の道を選んだお母さんの勇気には素直に感動した。
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