あたろーの日記
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2003年01月13日(月) 御朱印帳

 またお寺の話なんですけど。。
 
 そういえば、学生時代の卒論のテーマが「初期寺院と古墳の関係」みたいなものでした。「・・・みたいな」というのは、人様に胸を張って言えるほどちゃんと勉強してなかったからなんですね、はい。ぼけーっとしてるか、がしがし土掘ってるかのどちらかだったような気がする(笑)。
 でもお寺は子供の頃から大好きだったなあ。
 たぶん、休日になるとあちこちドライブに連れてってくれた両親のお陰かもしれないです。だって、なんせ都会じゃないから、日帰りできる観光地っていったらお寺とかがメインになっちゃうんだもんね。遊園地より断然お寺や史跡のほうが多かったです。善光寺とか、羽黒神社とか、戸隠神社、永平寺など、新潟から日帰りか1〜2泊位で車で行ける大きなお寺社はほとんど連れて行ってもらいました。
 いつ頃からかなあ、母が小さなノートみたいなのを持って境内の社務所に何か書いてもらいに行くのに気づいたのは。
「何を書いてもらったの?」と見せてもらったのですが、朱色のスタンプが押してあって、その上に筆でぐにゃぐにゃ難しい字が書いてあって、ナンだかよく分からない。でも両親はそれを大切にしていて、時々開いて眺めてました。
 それが御朱印帳。
 簡単に説明すれば、寺社に参詣した際に参拝の証しとして書いて頂くもので、寺社の本尊の名号を墨書し宝印を押してあります。昔はその意味合いがもう少し違っていて、参詣者は祈願浄書した経文を奉納して御朱印を頂いていましたが、今はたいてい寺社の社務所(「御朱印」と書かれた紙が貼ってありますよね)に行き、300円か500円程お渡しして書いて頂きます。
 寺社によっていろんな御朱印があって、旅から帰ったとき、ひとつひとつ眺めてしみじみ感慨に浸るのもいいものです。さすが、お寺の方は筆に慣れてるだけあって、見事な気持ちの良い御朱印が多いです。
 そうなんですよね。私も、いつの間にか自分の御朱印帳を用意して、寺社を回るときは書いて頂くようになってました。
 友人と京都奈良をまわった時、お寺に行くたびにいちいち社務所に立ち寄って数分間待っている私に、最初は友達も不思議そうな顔してましたが、そのうち、「ほら、あそこにあるよ」と、社務所を見つけて教えてくれるようになったりして(笑)。
 あるとき気がつきました。
 お寺をまわるときついついあれもこれもと写真撮ったりするよりも、御朱印帳に御朱印書いて頂くほうが、なんとなくですが、心に残るのかもしれないなって。それに、こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが、御朱印、結構、いやかなり、カッコイイです(^^)。梵字が書いてあるものもありますし。字に勢いがあって、ほんとに気持ちが良いです。
 先日帰省しましたら、実家の仏壇の前に、両親の御朱印帳が十数冊、重ねてありました。
 相変わらずやってるねーと思いながら眺めてた。
 でも私もおんなじことしてるんだ(笑)。
 来月京都行くことに決めたので、あらためて御朱印帳引っ張り出して開きました。
 あっ、前回、東本願寺で終わってる!しかもなぜかただの赤丸の観光地用スタンプ(汗)。これ、すっごーく気になる(泣)。
 なんでだぁ〜。
 
 



 


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