あたろーの日記
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昨日今日と2日続けて丁寧なお手紙を受け取りました。 昨日は手で書かれた手紙の良さを教えてくれた女友達。 今日は旅先で出会い、示唆に富む話を聞かせてくれた方。 手紙ってやっぱりいいものですね。 リアルタイムで気持ちを伝えられるメールも便利だけど、手紙のよさはメールや電話とはまた違ったところにあるんだと思いました。 手紙を下さった二人とも、私よりいくつも年上で、とても忙しいはずなのに、丁寧な字で気持ちのこもった文章を綴ってくださって、読んでいると自分の心が穏やかさで満たされていくのを感じます。 メールと違って、手紙は書いた人のいる空間の一部も切り取って運んでくるのですね。 封を開けた瞬間に、ほのかな香がする。 自分も好きだからそれが何の香かすぐ分かる。 その方が手紙をしたためて、便箋を折り、封をする瞬間が目の前に見えるようです。 メールや電話に馴れてしまうと、手紙って面倒くさいんですよね。 書こうと思っても便箋や封筒や切手が傍らにないことも多いし、封をして、ポストに入れるまでの間に時間がたって出しそびれてしまうことも。 だからこそ、相手がその面倒なプロセスを自分への手紙に費やしてくれると思うと、とても嬉しくなってしまう。。。 元来筆不精の私。 書かなくては、と思いつつ、時間を逃して(ほんとうは怠慢なだけですね)延ばし延ばしにしてしまうことが多い。。なんて失礼な人間なんでしょう。 手紙を待つ側のわくわくする気持ち。 封を開け、便箋の上の手書きの文字をひとつひとつ丁寧に追っていく嬉しい瞬間の積み重ね。 何百キロも離れた土地の、なかなか会う機会のない人の住む土地の匂い、その人の周りの空気の匂い。 自分のために選んでくれた記念切手。 自分がそんな喜びを感じることができたなら、相手にも同じ喜びを感じて欲しい。 三十代にして、ようやくそのことに気づいた私です。 毎日の習慣として手紙を書く時間も作ろうと思います。
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