あたろーの日記
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国破山河在 城春草木深 感時花濺涙 恨別鳥驚心 烽火連三月 家書抵万金 白頭掻更短 渾欲不勝簪
国破れて山河在り 城春にして草木深し 時に感じては花にも涙を濺(そそ)ぎ 別れを恨んでは鳥にも心を驚かす 烽火 三月に連なり 家書 万金に抵(あた)る 白頭 掻けば更に短く 渾(すべ)て簪(しん)に勝えざらんと欲す
杜甫の「春望」 好きな漢詩です。 高校時代、漢文の授業で知って以来、春になると思い出す詩となっています。 戦乱で荒廃した都長安。けれど、山も河も昔のまま。春はここにもやってきて、草木が生い茂っている。。。と詠んでいます。そして、別れ別れになった家族を思い、打ち続く戦乱の世を憂いている詩です。 このところ、あちこちに咲き誇る桜の花を見、イラクの戦争のことを思い出すにつけ、この杜甫の詩が頻繁に浮かんでくるのです。 戦争は、今も昔も人が死ぬことに変わりはない。 人の命を人が奪うという、絶対あってはならないこと。 ただ、昔の戦争と、今の戦争で決定的に異なること。 ・・・荒廃した土地に春が来ないこと。
汚染された土と空気が、春の訪れを妨げてしまうということ。
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