あたろーの日記
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2003年05月06日(火) プチ弟子入り

 もっともっと滞在していたかったなあ。。
 
 伊勢の浄土宗のお寺に滞在して参りました。
 こんなに充実した気分になったのは生まれて初めてのような気がします。
 とにかく密度の濃い数日間でした。
 早朝のおつとめ、和尚さんと二人で静かな本堂でお経をあげて、一緒にご飯の支度をして、お掃除をして、1対1で法話をしていただいたり、浄土宗のお経や数珠やお焼香の仕方、作法について教えていただいたり、写経したり、法事に同席させていただいたり、散歩したり、それから毎晩夜中過ぎまで飲んで語り合ったり(笑)、ここにはとうてい書ききれないほど私にとって大切な時間を過ごさせていただきました。
 和尚さんの信頼されるお若い僧侶の方とも、お酒を囲んでとことんお話しました(でもまだ話し足りない)。とてもよい経験をさせていただきました。
 僧侶としての1日1日をとても大切にしていらっしゃる。質素で自分に厳しく、僧侶として自分がどう生きるべきかをとことん追究しようとなさっている、そういう和尚さんの姿勢に圧倒され、感銘を受け、少しでも近づきたいと、自分の毎日を省みました。また、和尚さんの貴重な時間を私に割いてくださって感謝してもしきれません。
 和尚さんも、お友達の和尚さんも、とことん読み、とことん語り合い、とことん行動して、僧侶としての勉強を毎日毎日続けていらっしゃる。ほんとうに頭が上がりません。僧侶の方がここまで勉強されているとは、失礼ながら夢にも思いませんでした。強く刺激を受け、触発されました。貴重なテーマもいただきました。
 僧侶になられる前の経歴も含め、考え方、懐の深さ、探究心、行動力、心のやさしさ、交流の広さ・・・と、人間として僧侶として、とんでもなく大物の方であるとの思いを強くしました。・・・あんまり褒めるとご本人に怒られそうですのでやめときます。とにかく、私が一番尊敬、また敬愛する方です。
 
 伊勢滞在の話、まだまだ、ここに書ききることはできません。
 というよりも、言葉に出してしまったら性質が変わってしまうのではないか、と思うほど、自分の中にさまざまなものが棲みついています。またうまく言葉で表現できないほど、自分の心の中を圧倒する何かが存在しています。それは、これから先の自分の生き方や、考え方、書くものにとても大きく影響するものであろうと思います。
 
 和尚さま、ありがとうございました。
 またよろしくお願いいたします。


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