あたろーの日記
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2003年06月01日(日) ニヒル牛

 自宅でごそごそあれやったりこれやったりしているうちにお昼すぎちゃったし、外見たら雨も降ってなかったので、コンビニでおにぎりでも買って近所の公園で食べるかぁ、と、きちゃない格好で出かけた。基本的に屋根のないところで食べるのが好きなんだよね。
 んだども。
 いつの間にか散歩になってしまった。
 100円ショップの「ダイソー」に入って、広い店内をくまなく見て回る。ううぅ、なんでもある。あれもこれもぜぇんぶ100円。特に文具コーナーが面白い。画材も充実。豚毛の絵筆も100円だ。24色入りのお絵かきペンも100円だ。12色入りの色鉛筆も。すだれもある。すだれも100円。うぅ、見ていて飽きない。日曜だけあって、家族連れも多い。おじいちゃんから孫まで、家族みんなの物欲とお母さんのお財布を満足させることができる店。それが100円ショップ。
 でもって私は4ロール入りの牛乳パック再利用トイレットペーパーと東京都指定のごみ袋と、ピアスと座布団を購入。トイレットペーパーとピアスが同じ値段だというのも素晴しい。ついでにトイレットペーパーと座布団までが一緒の値段というのも嬉しい。お尻に使うものは安いにこしたことはない。
 それからまたちょっと歩いて「ニヒル牛」に行った。
 ここは、「たま」の石川さん(ランニングさん)がプロデュースされてるお店で、店内には小さな箱が沢山並べられていて、それぞれの箱の中にいろんな有名無名の作家さんたちの手作りアートな作品が、わんさか詰め込まれている、摩訶不思議な空間です。作家さんたちはひとつの箱を1ヶ月単位でレンタルして、その中に趣向を凝らして作品をレイアウト、要するに、小さなアートギャラリーがひしめきあっているわけです。焼き物あり、ポストカードあり、布モノあり、豆絵本あり、アクセサリーあり、写真あり。。。しかも、どれも半端じゃなく、個性的。鼻水たらした人の顔ばかりモチーフにした焼き物や、ヒゲもじゃの原人みたいなおじさんばかりが被写体になってる生写真(どんな人が買うんだろう?)とか、人生相談を受け付けてくれる申し込み書?みたいなのを置いてある箱も。小中学生の頃、勉強や体育でべつだん目立つ活躍をするわけではないんだけど、教室の片隅でパラパラ漫画や訳の分からないオブジェ作ってそういう方面で妙にみんなから一目置かれている男の子がいたけど、そういう子供だった人達が「ニヒル牛」にこっそり作品を置きにきている、そんなイメージ。小さな箱をひとつひとつ覗いて回っているうちに、絶妙に脱力させてくれます。ノスタルジックな気分にもなる。ほんわかな気持ちにもさせてくれる。大量生産モノではないから、その分作り手達の熱が作品にダイレクトに残っているような気がして、いつまで見てても飽きません。
 オーナーの石川あるさん(ランニングさんの奥様)もとっても気さくで楽しい方で、居心地がいいです。今日は他のお客さんと私にお菓子と紅茶をご馳走してくれました。なんだかほっとくつろいじゃいました。
 私も箱借りたいなあ、と思って聞いたら、1年以上待ちの状態だそうです。残念。
 こういう味のあるお店が沢山あるから、今住んでいる場所が結構気に入っているのです。
 あ、「ニヒル牛」のサイトがあります。
 http://members.tripod.co.jp/ukyup/ng.html
 この中の「ニヒル牛全箱紹介」と「石川浩司のひとりでアッハッハー」(下の方にあります)が私は特に好きです。面白いです。
 
 
 


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