あたろーの日記
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先日帰宅途中にすれ違った自転車のお兄さんが手信号を使っていた。。。 手信号。 それを実践している人を見たのは何年ぶりだろう。。。ものすごく新鮮に感じた。感動すら覚えた。 あれは小学5年の春。 市内の交通公園なる施設に学年全員が出かけていって、1日かけて交通指導を受けることになった。歩行や自転車の時の交通ルールについて、自動車教習所みたいな道路のある公園で実際に歩いたり自転車に乗ったりして勉強するんである。外での課外授業ということもあって、私は遠足気分で行った。 皆で体育座りしてる前で先生がおっしゃった。 「今日は地元の警察署の交通課のおまわりさんが皆さんの指導をしてくれます」 ・・・嫌な予感がした。 制服を着た婦人警官と腹の出た男の警察官が現れた。 ・・・私の遠足気分はそこでぶっ飛んだ。 先生が名前を紹介すると、周りの同級生がちくちくと私の背中をつっついた。卑怯者め。朝家を出るときは何も言ってなかったくせに。こんなことなら学校を休んだのに。 それからは最悪。 自称他称スパルタオヤジ、他の生徒には優しいのに、自分の娘が自転車に乗る番になると、怒鳴るんである。「なにやってんだふらつくなしゃんと走れ!」とか。「そんなんじゃ轢かれるだろう馬鹿もんが!」とか。。。 もう、ほんとに最悪。 しかも我が家では自転車なるもの欲しがっても買ってくれないので、私は友達のを借りる以外はほとんど自転車乗ってないので当然へたくそ。普段自分で「自転車は危ないから駄目だ」とか言って買ってくれないくせに、大勢の同級生の前で自転車乗りの下手ないたいけな娘を怒鳴るんである。そのたびに私は皆から笑われるんである。 今でもふと思い出す、小学時代最大の二大汚点のうちの1つ。 あの日の夜は自宅でオヤジに真っ向から抗議してようやっと自転車を買ってもらった。小学1年の時から何度も何度もねだって、5年になってやっと買ってもらった自転車。 私が大人になって自動車教習所で教官に「車両感覚がない」と烙印押されたのは父親のせいである。 なんの話だったかというと、そうだ、手信号の話でした。 あの時交通公園で自転車の手信号の指導も受けたんだった。 でも自転車で巡回してるおまわりさんが手信号やってるの、そういえば見たことないよ。
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