あたろーの日記
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2003年07月20日(日) 私にできること

 蒸し暑かった。
 雨は降らなかったけど。。。
 でも九州では死者行方不明者20人近いとのこと。
 殺人事件に列車転覆。
 次は大雨。。。
 つらいニュースばかりですね。

 渋谷でピースパレード。
 イラクへの自衛隊派遣反対等をアピールしての。
 当然なんだろうけど、イラク攻撃が行われていた3月に比べると参加者は大幅に減少。今日は約600人だったから戦争終結前の参加者の10分の1以下位?でも知り合いでパレードに参加しないけど他の場所で署名運動とかやってた人達もいるとのこと。ほかの場所で頑張ってる人達も多いんだなあ。
 ソウルから飛行機で駆けつけたばかりの韓国人研究者や、6月にイラクでの取材中に米軍に不当に9日間も拘束された日本人ジャーナリストのトークなどもあり、自衛隊が派遣されようとしているイラクで今何が起こっているのかを改めて考えさせられる。
 イラクへの自衛隊派遣は、政治家にとっては、イラクを平和にするためではなく、自分達の政治的な意図を実現させるためのものでしかないんじゃないか。だから選挙が近づいたら世論を睨みながら派遣時期をずらすだろうし、アメリカ側の視点でしか現状を見れないから、現実にイラクの人達が何を求めているのかなどぜんぜん理解しようとしないんじゃないか。そんなことはもういろんな人達が指摘してるけど、政治家にとって一番大切なのは自分達の党や立場をどう守るかということだろうから、そう簡単に状況は変わらないと思う。残念だけど。こういうパレードや署名運動や政治家への請願なんかも、冷めた目でうざったいなあと思われて終わり、なんだろうけど。
 でも、一市民にできることといったらやっぱりこういうことだもの。政治的な意図などなく、ただただ平和な世の中であってほしいと希求する、その気持ちだけで名も知らない人達同士が集まって少しずつ輪ができていく。いろんなグループが沢山の平和に関する勉強会や講演会やシンポジウムを開いたりしている。なにも特別な行動ではない。参加資格も高いお金も必要ない。職業も肩書きも名刺もいらない。日本は世界の多くの国々に比べると、集団でこういうデモやパレードをやるということに対して冷めた反応が多いと思う。日本人は自分の思っていることを表面に出すのを躊躇する。でも、日常生活ではどこへ行くにもグループで群れるし、陰口は好きみたい。・・・なんて書くと、なに偉そうに生意気言ってるんだと皆に思われそうなんだけど。。。
 いろんな価値観があるし、平和というものに対する考え方も人によって異なると思う。ただ、世の中の事件や事故などいろんな出来事に対してもそうだと思うけど、無関心だけはいけないんじゃないかなあと思う。それぞれの活動の仕方があるだろうし、立場もあるだろうし、物理的に行動できない人も多いと思うけど。
 私はいろんな意味で自由な身だから、それでできる範囲で気持ちを行動にしていこうと思う。勉強もしようと思う。一見すると平和に見える日本にいると、この平和がずっと続くかのような錯覚を覚えるけど、世の中はつながっている。人の痛みは自分の痛みでもある。
 偉そうなことをまた言ってますが、お許しを。
 ピースパレードに参加してみたいけど1人じゃ不安だな、という人がいましたらメールください。一緒に行きましょう。


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