あたろーの日記
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| 2006年02月28日(火) |
てっちゃんのこと。。。 |
旧暦2月1日。 私がこの日記を書き始めてから、3年以上、年に3〜4回自宅でごきに遭遇するほか、道端で何度かお会いしている、その度に、それから昔話としても、ごき話がこの日記に何度も登場している。思うに、この日記のごき話を集めると、小冊子くらいの量になるんではなかろうか。 と、そんなくだらないことを考えていたら2月ももう終わってしまう。 職場の書物の大先輩から、車谷長吉氏の本を沢山戴く。ちょうど、『文學界』3月号の氏の航海記を読んでいて面白いと思っていたところだったので、すごく嬉しい。読むものを戴くということはなんと有難いことか。 また、職場の人が1人退職。月末って、そういうことが多いから、やっぱりさみしい。最近すぐ、胸が詰まる。 会社でとんでもないミスをしてしまった。ふつうこんな大ボケはしないだろう、と思うようなことをやっていた。ああまただ、しかも今度は上司の責任問題も含めて、ただではすまされない、なんらかの処分も覚悟して、実は先の週末は落ち込んだり、いじいじ考えてもしようがない、と諦めたり、の繰り返しだった。こんな役立たずはもうクビだろうなあとまで思っていた。しかし、私が心配症で考えすぎたのか、問題がそう大きくなることはなく、でも私が思うに私の完全な落ち度なのに、上司や周囲の人のフォローで、その後の手続きは大事に至らずに進められている。ほんとうに申し訳ない、と思いながらも、上司にも、同僚にも、いつも助けられながら仕事していける環境に感謝の気持ちが湧いてくる。今回のことだけじゃなくて、自分は、毎日毎日、どんな小さな場面でも、例えば誰かとすれ違って挨拶や笑みを交わすだけでも、いつもいつも、周囲の人に助けられているんだと思う。 今、田舎の妹から電話があった。日記を書いている途中だったのだけど、しばらく話していた。 先週の日曜の夜中に、酔って喉が渇いて水を飲みに台所に行こうと階段を降りていたら、転げ落ちて救急車で運ばれ、頭を縫う大怪我をしたそう(心配させまいと私には誰も教えてくれなかったのだけど、あれから1週間以上経って検査結果も無事だったので、今本人から電話があった)。まったく、酔って階段から転げ落ちるなんてマヌケすぎる。・・・その、妹が救急車で運ばれたのと同じ夜中に、妹の住む家から車で1時間ほどのところにある実家の秋田犬、てっちゃんが老衰で朦朧とし始めたので、父の車でかかりつけの動物病院に運ばれたそうだ。・・・それから約1週間後に、てっちゃんは意識がほとんど戻らずに病院で最期を迎え、妹は病院の検査結果が出て頭部に異常はないと確認された・・・。 妹とてっちゃんが同じ日のほぼ同じ時刻にそれぞれ病院に担ぎ込まれて、・・・てっちゃんが妹の身代わりになった。てっちゃんが身代わりになってくれたんだね、と、母と妹はそう話し合ったそうだ。妹が私に電話してきたのは、自分が怪我をした話をしたいからではなくて、てっちゃんが自分の代わりに天国に行ってくれたことを私に伝えておきたかったからだ。 実家には常に犬や猫が何匹もいて、だからもう何代にもわたっていろんな犬達や猫達と暮らしてきて、それぞれに個性があってさまざまな思い出をくれたけれど、みんな、別れ際に、決して忘れることの出来ない形で最期の想いを遺していく。だけど、今回の、てっちゃんのようなことは初めてだ。・・・妹は今は実家から離れているけれど、結婚前はてっちゃんが幼い頃から散歩に連れて行き、遊んだり、ごはんを世話したり、それこそ噛まれて救急車で運ばれたこともあったけど、てっちゃんのことをもの凄く可愛がっていたし、てっちゃんも相当妹を信頼していた。・・・犬や猫や他の動物と一緒に暮らしたことのある人なら実感されると思うのだけど、家族同然の関係にある人間や犬や猫の間には、ほんとうに不思議な、どう考えても不思議で胸の熱くなるような、切なくなるような、強い繋がりがあるんだと感じる。犬や猫が、遠く離れた飼い主のもとへはるばる旅して辿り着くという話を聞いたことがあるけれど、それも凄く理解できる。 一昨日の日記に、てっちゃんはちょっとバカだったと書いたけれど、あれは撤回します。すごくすごくいい犬でした。最高の秋田犬でした。
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