あたろーの日記
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2006年10月07日(土) 自宅でボケーっとする。

 旧暦8月16日。
 昨夜は窓にぶつかる雨と風、地上を洗っているような音を聞きながら眠りについた。でも、その間、荒れ狂う海の上で必死に生きようとしている人達がいたんだとニュースで知る。なぜあんな低気圧の中を漁に出たのかとか、責めるのはともかくとして、とにかく1人でも多く、無事に発見されることを願わずにはいられない。今も祈り続けている家族がいると思うといたたまれない。私も、漁師だった祖父を海で亡くしている。生きていたら海の話を沢山聞きたかった、と今でも悲しくなる。海で働く人達が無事に帰って来れますように、と、切に思う。
 
 夜が明けても強風。青空なのに、もの凄い風だ。外を出歩いていたら飛んできた物にぶつかりそうな感じ。もっとも、風邪気味でこの連休はおとなしくしていようと決めたので、午前中は遅くまで寝て、10時頃ようやく起き出して、でも、食べてからまたごろんと横になって本を読む。あれこれ引っ張っては読み、すぐ眠くなり、また起きては他のを読み。とにかく眠い。眠くて眠くて、寝てもぜんぜん眠気が消えない。お陰で風邪は良くなったけど、こんなに眠いのはどうして?もっと集中して読書できるくらい、眠気が消えるといいのに。

 昼寝に入るかは入らないかのウトウト状態の時、ふっと思い出す。昔、小学生の頃、お気に入りの文具で、「Lonley Little Fox」という、確かコクヨの、色鉛筆タッチで書かれたキツネのキャラクターがあった。小学低学年の時は確かキキララが好きで、ノートとか持ってたなあ。で、その後はその、キツネ君だった。私って、子供の頃から流行嫌いで天の邪鬼で、当然キャラクターなんぞにも見向きもしなかった、と、今の自分からすると思いたいのですが、さもありなん。鈍感で、ぜんぜん流行についていけなかったのでひねくれてたのですが、意外や意外、よくよく思い出してみると、しっかりキャラクター文具使ってたんだ。それも、孤独で寂しそうなキツネ君の。結構お気に入りだったんですよね。ペンケースや下敷き、ノートもそれで揃えていたっけなあ。ネットで検索すると、ヤフーオークションで出品されているのしか出てこない。そうかあ、あれからもう四半世紀も経つんだ(笑)記憶を辿っていくと、新しいペンケースを買って、わくわくしている自分と出会う。キツネの絵の缶ペンケース。あれから四半世紀後の自分がどうしてるかなんて、想像するべくもなく、他愛ない文具にウキウキしていた可愛い自分。
 たまに文房具店とか、ロフトとかハンズとか行ってキャラクター文具見ても、今の自分はなんとも感じないけど、数十年後にこれを思い出す人もいるんだなあって考えると、面白いな。


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