浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2001年12月13日(木) |
狂牛病騒動で海産物屋は大忙し/キャットフードの表示 |
バイトで海産物屋さんに派遣された友人。お歳暮などの注文が増えるので派遣社員が雇われたのだが、冷凍輸送のナマモノ・干物・瓶詰めの加工品など種類が多いのと、今年は狂牛病のせいで気が狂わんばかりに忙しくて、派遣の子も長続きしないそうだ。友人も交通費が出ないバイトなので辞めたいけど、人がいなくて辞められない状態だって。お歳暮商戦の山場はもうじき終わるけど、それまで体力が持つのかな〜。 高級ステーキ肉やすき焼き肉お歳暮を高級松葉ガニや海老・ハタハタなどのお歳暮に切り替えてるお客さんが続出。あちこちの旅館・食堂などのメニューも、まだ肉を敬遠して海産物に切り替えている状態。その注文数も半端ではない。一件の注文が数百〜数千になるからさあ。 地元産の魚だけでは足りなくなって、海外から空輸という話も。 友人のバイト先では、あまりの忙しさに大の男がマジでポロポロ泣きだしたそうな。本人なんで自分が泣いてるのかわかんなってよけいパニックという、こわ〜いお話。
地元の人達は、今冬はたいへんそう。兵庫県日本海側(但馬地方)は「但馬牛」でも有名な地方だ。「神戸肉」や「松坂牛」というのは、もともとはこのあたりの生まれの「但馬つる牛」という和牛を買って育て上げる。 異常プリオンの発生率上がるので、欧州では三才以上の牛は食用にされてないという。国内でかつて高値がついていた和牛は、三才以上の処女牛。ふんだんに穀物を与えビールを飲ませブラッシングして世話をして、やっと見事な霜降り肉になる。 高価な種付け料をとれる賞取り牛、子牛を生ませる畜産家、その子牛を買い育てて転売する畜産家、多くの者が今回のニュースで打撃を受けた。地元のニュースでは牛のセリ値暴落に、売ることをあきらめて帰る人も少なくないそうだ。セリ市で売れなくても、餌を食べさせなくてはいけない。牛が売れなければ、餌代が出ない。つぶれる農家も出るかも。
買ったキャットフード袋に「肉類・ビーフエキス・ミートボーンミール(牛骨粉)不使用」のでかいステッカー。(^^;) 前に使ってたキャットフードの袋を見ると、しっかり使ってる牛骨粉。....オレ、キャットフード食べたことあるんだよねー。「電波少年」でナスビが食べてたから、あ食べられるんだって。チャレンジャーだったかも。(爆) 今さら怯えても味見しちゃったモノはしょうがない。狂牛病騒動のさなかに牛肉を美味しく食べてます〜。
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