浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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| 2002年11月12日(火) |
エディ様は裏番?/レーシングスーツ姿のザナルディ |
レギュレーションが変更になり、来季のF1はかなり印象がかわってきそうですね。ミカVSミハエルのような予選のつばぜりあいがなくなるのは寂しいですにゃ。 それにしても、獲得ポイントの変更。これでいいのか?と思います。世界一速いドライバー(&パッケージ)の選手権、ではなく、世界一信頼性のあるコンスタントに入賞できるドライバー(&パッケージ)選手権になるかも? 新ポイントシステムでは、ここ10年のうち3回はチャンピオンがかわるのですぞ。ちなみに新ポイントシステムに換算すると、97年はミハエルがチャンプとれちゃうし、そんなに早くとっちまっちゃあ、フェラーリはこんなに強くたくましく自身を鍛えられなかったかもね。 んでもって、99年はエディちゃんがチャンピオンになっちまうのだ。もう、爆笑ですわな。影の新レギュレーション番長、裏番エディ様と呼んで、笑ってやって下さい。(爆) 当時は「PPなきチャンピオン」が誕生するのもレギュレーションのうち、勝ちも負けもチームオーダーもレギュのうち、パッケージを無視して「誰が速いか」にこだわって掲示板などで罵り合う人達に痛罵を浴びせるようなもので、それもまた痛快ではないかと思ったものですがにゃあ。 私自身は、「速いドライバー」に限らず「ある程度の速さと信頼性のあるパッケージ」が勝つのがF1ドライバーズ選手権、だからこそ意外な展開があってオモロいんや!と、今も思っております。
ジョーダン、スポンサーのドイッチェポストを失いました。ますます財政苦しくなりそう。 琢磨君にとっては、いいスポンサーを引っ提げて行くチャンスですがにゃあ。日本も不景気だからな。 その琢磨君とシートを争う印象になっちまったエディ。たぶん契約金はディスカウントして提示すると思いますが。ベンソン&ヘッジスやフォードが推してるという話が、どこまでホントなのか。どちらにしても、気がもめます。 -- いまさらで遅ればせですが、高木虎之介クンのコラムを読みました。 第17戦サーファーズ・パラダイスのクラッシュ渦中にいたご本人のコメント、生々しく伝わってまいりますわ。虎ちゃんは骨盤にヒビ。この時期の故障って、来季の契約に響くか否か? フェルナンデスは首の骨にヒビで、HANSのおかげで首折らずにすんだと書いてあった記事も見ましたわ。あらためて、滝汗ですがな。 ジャック天野の Motor Sports Noteでも、この第17戦について語ってはりました。 雨のレースは好きなんですが、こういうレースは見る方も走る方もつらいですにゃ。なんだかなあ。開催側や裏事情やらなんやら、そういうモノがレースを左右するのはF1だけでヨロシ。 ドライバーは危険の中に飛び込んでいく仕事やけど、その危険を可能な限り小さくしていくのが主催者やレギュレーションの責務。 わしらスリリングなレースを見たいという欲望はあっても、ケガ人続出を期待してるわけではないんですだ。失われていった未来に思いを馳せて嘆くのは、あまりにもつらすぎます。
数日前に偶然「トランスワールドスポーツ」で、アレックス・ザナルディのインタビューを見ました。外泊先で見ちゃったんで、ビデオとれなかったわ。地上波とはいえ、なんせ早朝5時台の放映ですから、見ておられなかった人は多いかな。BSでもやってると聞いたことはありますが。 どうやらモナコで行われたゴーカートの大会に参加した模様。懐かしのドーナッツターンやラグナセカのコークスクリューのザ・パス!のシーン、事故のシーン、まだ義足をつけてなかった頃の映像を流されて、早朝から涙が出そうになりましたじょ。深刻な話題なだけに、ザナやんは真剣に答えると眉毛が八の字になっておりました。でも、笑うとあのお茶目なザナやんに戻ってくれる。彼の笑顔を見ると、ホッとため息が出ました。 調べてみたら、2nd Karting Star Cup in Montecarlo(october 12)へのゲスト参加で、こちらのサイトに画像があります。 "Three days ago I tried to get into my racesuit again and, honestly, I must tell that when I closed the zipper and I saw myself on the mirror, it was an intense moment. Luckily I was alone so I enjoyed that moment ..... it was nice to see my entire figure in the mirror ..." ステッキで歩行を補助し、KARTに乗り込むときにも少し手を借りてはいましたが、懐かしいレーシングスーツに身を包んでるザナやんの姿は心に染みました。 彼の使ったKARTは、ハンドルにつけたパドルでアクセルとブレーキ操作をするタイプ。「どう走れば速いかはわかっているけれど、コントロールがむずかしい」とおっしゃっていました。
そういえば2〜3年前、こういうタイプのKARTが開発されたという記事を読んだことがあります。足に障害のある人と健常者がいっしょに楽しめるスポーツとして、この機種でKART大会をやったと。たしか国内でのイベントの記事だったと思います。 その後これに関しての記事は見ておりませんが、海外に輸出されたのか、それとも同じアイデアを持つKART製作者がいてはったのか。ザナやんのゲスト参加で、こういうKARTに乗ってみたいと思うお子達がいるかもしれませんね。
仕事やふだんの生活を不自由なくできるだけでなく、趣味や遊びの世界をもふくめて広がっていってこそ、バリアフリーという概念が根づいたと言えると思うんです。 そいえば、視覚障害の人のための読み上げソフトに対応したタグもあるんだよね。スタイルシートも、ちくいち読み上げられるタグの煩雑さを防ぐ効果がある。(今のところちゃんと使ってない自分を反省(^^;)) 画像やフラッシュびしばしの大手オフィシャルサイトには、あまりそういう面はないけど。見かけ偏重に思えるWWWは、実はそういう配慮を懐に抱いた理念の上に成り立っている世界なんや。 そう考えると、テキストデータばかりの我がヘッポコHPでも、タグを打つ指に誇りがわこうってもんです。
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