浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2003年05月12日(月) 続・ラウジッツリンク

ウチのメガネ君ってば、初オーバルでポール・トウ・ウィンですってよ!
いやーん、怪物〜♪
ますますモンちゃんのCARTデビュー頃を思い出させまするなあ。
この両者、どちらもテストしたF1シートを奪えず、CART名門チームでのデビュー。チーム力という幸運はあれど、開幕早々チームメイトやライバル達を圧倒する速さ、初体験ドライバーには慣れにくいとといわれるオーバルへのまたたく間の順応、という共通点アリ。
次世代の怪物は、どこに潜んでいるかわからない。要注目です。

今回のイベントで、走り残した13周を走りきったザナルディのインタビュー
周回タイムが掲載されています。思いっきり走ってくれたんだなあ。
記事に描かれた情景を思い、このタイムを見、ザナルディの走りに思いめぐらし、その言葉を見つめ、....涙ぐんでしまいましたぞい。

このイベントのことを土方さんにお話ししたときに「小説のよう」とおっしゃっていましたねえ。
ファンの歓喜の声援にこたえて、このタイムを刻む。なんという姿を見せてくれたことか。
見守る人々の感動は、いかばかりであったろう。
ラップをリードし誰よりも速く走り続けていた彼の姿が、ここに戻ってきたんだ。
これが、この速さが、彼のレーシングキャリアの終章を飾るんだ。
突然に襲いかかった悲劇ではなく、ファンの復活に対する歓喜の爆発の中に、現実という舞台の上に、ラウジッツリンクに描かれた物語の終章は彩られるんだ。

しかし、ザナやん自身の目は、すでに彼自身の切り開くべき新たな未来に向かっているんだなあ。
あの事故の後、当日の朝からの記憶がないって言ってたっけ。
彼にとっては、彼の人生をかえてしまったけれどすでに通り過ぎた出来事として乗り越えなきゃならないと、語っている気がする。人生は続いていく。彼は新しい道を歩んでいく。
ワシはさあ、「『コップにもう半分しか水がない』ではなく『まだ半分も水が残ってる』」っていうザナルディの言葉に敬意を抱くよ。
その考えに至るまで、どんな思いが去来したか。以前見たインタビュー映像で、眉を寄せた表情でレースキャリアの終わりについて語ってた顔を思い出したりさ。あの時、やっと見せてくれた笑顔に、ほっとしたんだ。どんなに、あの明るく陽気なザナやんを懐かしいと思っていたか、自分でも驚いたさ。
彼のレーシングドライバーとしての終章は突然に来てしまったけれど、彼の人生はこれからもどんどん描かれていく。
明るく陽気で鮮やかな絵を、人生というカンバスに描き続けてくれることを願うよ。

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追記:このごろ、ザナルディ検索でおいでになるお客様がとても多いですね。うちにはニュースがなくて、ごめんなさい。
ザナルディのニュース・写真画像などが早く更新されているのが、The Alessandro Zanardi unofficial web site
それから、ラウジッツリンクのビデオ映像、アレックスのインタビューを見ることが出来るがCARTオフィシャルサイトのビデオコーナー
ここはうちのヨワヨワ回線じゃつらいけど、まあうちのMacちゃんほど古い機材使ってる人も少なかろう。(^^;)


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