浪漫のカケラもありゃしねえっ!
DiaryINDEXpastwill


2003年09月17日(水) ザナルディ、ふたたび!

さて、ザナルディ情報となると、鋭敏に反応しちゃうワシなのだ。
ザナやんは、ワシの応援してた自爆王トレイシー様やイキのいいムーア君やハンサムなハータ様をよくやっつけてくれたんじゃよ。
ミスをめったにしない超速モントーヤとは、まったく違うタイプのレースをするチャンプだった。そう、ドジってスピンしてもトラブルで順位を下げても、何度でもしぶとく戻ってくる人だったんだ。
彼は、彼自身の人生でもそんなレースっぷりを思い出させてくれる。彼はKARTに乗り、CARTマシンを駆り、ワシらのもとに戻ってきてくれた。
そして、10月19日、ザナルディがレースの世界に戻ってくる
彼の母国イタリア、モンツァだよー。うひゃあ、読んでるうちに涙こぼれちゃったよー。
ETCC(FIA European Touring Car Championship)というカテゴリーについてはよく知らないのだけど、他のニュースの見出しにでてるヨルグ・ミュラーって、BMWがF1参戦前にエンジンテストしてたドライバーだったよなー。
どうやら7月8月と、彼のハンディキャップを補うシステムを搭載したマシンでテストを続けていたもよう。
今月25日には、レースに先駆けてモンツァでプロモーション走行・記者会見を行うそうだ。

ふつうの生活を取り戻す。事故で閉ざされた可能性、未来をその手に取り戻す。それがザナやんの歩む道なんだ。
アクセルはステアリングに、クラッチはギアシフト部分に装備され、このシステムの重さが50キロほどあるらしい。レースを行ううえでこの重さはハンデとなるんだろう。
BMWは、そのエンジニア達は、レースに耐えるマシンの反応の敏感さと信頼性を確立するために、その重さというハンデを削るために、力を尽くすだろう。
技術的挑戦、企業イメージ、そんな言葉も浮かぶけどさ。クレイ・レガッツォーニおじさんがホンダのCMに出てたみたいに、今回のザナやんの参戦は「リザルト」より「広告的効果」メインかと思ったりもするけどさ。
それでも、....これは素晴らしい挑戦には違いないんだよ。
ザナやんが楽しそうに笑う顔が見たいよ。レースの世界に戻る喜びを、存分に味わってほしいよ。
ザナルディというドライバーの存在が、周囲の人々を動かして、いろんなことが実現してきた。それを見守るファンの心に、きっとなにかを伝えていく。
ワシらに、時には胸のつぶれるような思いをさせるモータースポーツだけど。
モータースポーツがヒトに与えてくれる喜び、その可能性が広がっていくことを信じたいね。


JAJA |MAILHomePage

My追加