浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2004年07月02日(金) ラルフ〜!

。。。。フランスGPも目前に迫り、ネットカフェに出没してニュースをあさっていましたら、悶絶しそうになりました。
ラルフ骨折〜? 今ごろわかったってか!?
アメリカGPのときは、ともかくすぐに動いてる姿が見え、(今まで目にしたIRLやCARTオーバルのクラッシュと比較してですが)モノコックはあまり壊れてへんようだし、たぶんひどい脳震盪と打撲であろう、ならば大事をとって首を固定してからの救出で時間がかかるんだ、と思っていたのですよ。
あの事故で連想したのは、昔ハインツがブレーキパッドの破損でマシンの後部を激しくぶつけた事故。脳震盪の後、立って歩いてたけど、あとで何を話したか記憶がなかったこと。後日になってヒザの骨にヒビが入ってたのが発見されたこと。
頭部打撲では小さな脳出血の可能性も考えられること。これが一番怖かった。
そのとき自分に言い聞かせてつぶやいてたのは「HANSは彼を守ってくれてるはずだ。インディアナポリスの医者は、モータースポーツの事故については世界一のはずだ。」
その後のニュース、その医者たちが1日で退院させたんなら安心だと、そう思っていた。
それなのによー。くそお。(T_T)
まあともかく、直後の時点で発見できなかったなら非常に小さなヒビだったのだ、と考えて、彼の身体が完全に復調できるであろうことを慰めとするしかない。

来季の契約を結ぼうとドライバーたちが虎視眈々のこの時期、チームが、そして彼自身がやっとポディウムを狙える可能性に復調してきたこの時期、シーズンの中盤戦を棒に振る。それもつらいことなのだけれど。
皇帝のいない夏、その復活が可能なのかを疑う人もあった。それを思い出す。
ラルフ。彼はまだ狂おしいほどの熱情で渇望される存在になりえてはいない。彼自身を信頼しきって待つ人々を手にしてはいない。
彼がそのような存在になる可能性を示せるとしたら、それは彼自身がサーキットに戻ってきたときに戦いとるしかないのだ。
サーキットから引き離されたことで湧き起こる渇望と、悔しさと。焦りではなく、それをエネルギーにして、自らを鍛えてくれることを。
わしらは、祈るしかない。
ラルフのいない夏が来る。


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