浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2006年01月24日(火) |
「蒼天航路」が完結しちゃったよ |
ロリー バーン フェラーリ残留に合意 ...というニュースを読んで、ロリーなかなか引退させてもらえんのね〜、と感じてしまった。 ロリーが設計の現場から身を遠ざけるのと、フェラーリの苦戦が始まったのは同じような時期だったように思う。後進を育てていかにゃならんのはもちろんだけど、そんなに悠長に育つのを待ってはいられないだろう。 ロリーやロスの契約とミハエルの契約がシンクロしてるかどうかはわからないけれど。
買い物に出るのに、うっかり手袋を忘れてて、凍えてしまいました。 帰りには雪降ってくるしー。(涙) 書店に寄ったら「蒼天航路」35・36巻が発売。 これにて完結だよ〜!(号泣) 曹操が亡くなる日の近いことはわかっていたけれど。
連載9年。 長く、幸せな夢だったなあ。 原作者は連載途中で亡くなったんだったかな? 後半、その筆が熱をもって生き生きとしてきたように思ったのは気のせいか。 三国が並び立ち、軍師、将軍たちが壮絶な最期を遂げていく。 初期の「蒼天航路」王欣太さんの絵は筆線やデフォルメが目立ち、董卓の漢王国簒奪のあたりなどまだ表情にアゴのデッサンが甘くアルカイックスマイル気味だったのが、北伐〜軍師郭嘉の死のあたりから、骨があり筋肉があり張り詰めた皮膚がその上にある、それを感じさせる絵となっていく。 歳月が漫画家をどんどん育てていくのがわかる快作でしたよ。 こういう感覚は「スラムダンク」連載中なんかも感じたことだったのよね。 繊細になっていく王欣太さんのタッチに、井上さんの絵がどんどん繊細なタッチのデッサンに変化していくのや、キャラの感情が吹き出るようなクライマックスの大ゴマでどんどん透明になっていく印象、絵柄など、共通した感覚を覚えてしまった。 同じモーニングで「バガボンド」の連載も始まっていたから、なにか影響があったのかとも思ったりして。
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