元・白血病患者の日記
 

2002年08月27日(火) できることなら「ブラジルに2週間」

 外来ごとに医者から旅行の勧めを受けていたが、ついに(やっと?)実行に移すことになった。なんせ無職での発病、育ち盛りの小さい子がいる、収入はつたない嫁さんのパート代金だけが頼りetc…せっかく退院したのにイライラばかりしてた。いつも主治医から「(指で輪を作り)コレの問題があるのは分かるんですが、多少の無理はしても旅行に行くとかしてみては? なんせストレスは怖いんですよ。ね、そうしましょうよ」と言われ続けていた。そういえば診療内科への紹介状をもらったこともあったけど、行ってない。大丈夫だったんだろうか。

 ってことでシーズンオフだし、清水の舞台から飛び降りたつもりで京都・奈良に…ではなく沖縄へ行くことに。北海道は行ったことないけど、入院中から口癖のように「退院したら沖縄に行ってやる〜」と叫んでいたので実行することに。この気持ちが大切なんだかな。少しだけ無気力状態から脱出。

 ただ、高い。パンフレットかと見ても、どこが『格安』なんじゃ、という感じ。シーズン前には格安のツアーがあったが、二人部屋以上なので一人は相手にしてもらえなかったこともある。う〜ん。やはりユースしかない。

 電話してみれば、詳しいことは事務所でといわれる。水道橋へ。話を聞くにも凄い混雑。並んでいるのは、みんな若い人たち。学生さんかな。順番に係員に希望を述べる「ドイツへ一週間」おぉ。「オランダへ二週間」おぉ…。若者は凄いなぁ。
お客さまは、とやっと尋ねてくらたので「沖縄えんじょいパックを…」と。ユース二泊ぶんと、往復の代金で3万6千円、ということだったが理想と現実は違う。
日にちによって値段が違い、飛行機の飛ぶ時間によって値段が違い、予約状況によって相場が違うという。なんだか話を聞いてるうちにドンドンと値が跳ね上がる。あれ、こんなはずでは。嫁さんの会社(航空関係)経由なら運賃割引になる、という話を思い出し、この日は帰る。

 で、嫁さんに訊ねたが、思いのほか値引きにはなってない、っていうか『えんじょいパック』はやはり安いという結論に落ち着き、明日行くことにした。退院一年ちょいで願いは叶う…のかな。


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