元・白血病患者の日記
 

2003年04月23日(水) 血は水よりも濃い、らしい

 会社、そして主治医の先生がせっかくベストな方向に持っていこうとしているのに、ジイさんの軽口でダメになることもある。あのジイさんならやりかねない所があるから色々と心配で、夜は眠れなかった。

 朝、様子見にバアさんのところへ。昨日、病院からの説明を受け、今後はどうするつもりなのかを聞いてみたのだが(「私たち家族の話なので」ということなので、俺は参加してない。長男なのに)、何も決めていなかった。つまり説明をわかっていなかった。事前に説明を受けて、更に昨日、最終的な説明を聞いたというのにトンチンカンなことをいっている。…やばい、どうするつもりだ?

 今度、洗濯物を届けに行く時にバアさんに注意をさせようとしたが、我慢できないので病院へ向かう。自分で直接、ジイさんに釘を刺さねば。
 すると、バアさんが一ヶ月も前の書類を持ち出す。
「私ゃどうしたらいいかわからないよ」って、何回か説明して自分もで「何度もいわないでも、わかったわかった」って言ってたのに。

 分からないのなら、言ってくれ! (一応)親子じゃないのか? 俺はあんたの子供じゃないのか?

 結局、大田区役所で用事を済ませ、病院へ。俺が一人だけなので不満そうなジイさん。…あからさまだなぁ。分かりやすいぞ。

「何しに来たんだよ」いつものことだが、見舞いに来た人間への言葉ではないな。
 ムカついているので、胸ぐらつかんで怒鳴ってやろうとも思ったが、相手は身動きできない人間である。極力、笑顔で説明は三歳児でもわかるように今後のことを話した。

 …でも気持ちは伝わらない。
 「そんなの俺らがやるから」というのが答えだった。
 最近は、嫁さんも諦めている(呆れている?)ので、ジイさんの勝手にさせることにする。…もう疲れた。でも、気になる。心配になる。一応、親だもんな。
 
 自分に子供ができてわかったが、俺を育ててくれた家族というものは、あまりにも希薄なのであった。


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