元・白血病患者の日記
 

2003年08月03日(日) 夏の思い出その2 蒲田祭

 昨日の電話の通り、午前中は子供と実家へ。なんのことはない、プレゼントを用意してあるのかと思ったらお年玉袋(のようなもの)に入った現金を渡されただけだった。無難といえば無難だが、子供は少しも嬉しそうな顔をしていなかった。お金がどんなものだか知らないわけではない。なんていうか、実家の重い空気に圧倒されているかのようだった。

 10時には到着したのだが、「朝から何してたんだい」と聞かれる。子供番組見て、今日はこれから蒲田の祭りに行くんだと告げると、この暑いのに蒲田まで祭りに行くのかいと表情を曇らせる。いいじゃんかよ。誘ってもよかったがリハビリ中のジイさんの手前、口には出さなかった。行きたかったら、向こうから言ってくるだろうと思っていると不機嫌になる。すぐに行くとはいってないんだから、しばらく孫と遊べばいいじゃないかと思うのだが、そうではないらしい。

 ジイさん無言、バアさん無言。なんとなく息子も無言、孫も無言。しばらくすると、息子と孫がいないかのようにテレビを見ている。俺ら、何しに来たんだろうか? これですぐに帰ると「金だけもらったらサッサといなくなったよ」と言われるので、畳の部屋に横になって様子をうかがう。子供も、すぐに居間から畳の部屋に移動して棒切れで遊びはじめた。ジイさんとバアさんは、相変わらず『いつみても波乱万丈』を見ている。無意味だ。

 午後は蒲田の祭りへ。去年と同じく、一年に一度だけ祭りで顔を会わせる虎太郎くんとの再会を目指す。蒲田の靴屋の孫で、祭り時なので実家に顔を出すのだが、到着が遅れうちの子が山車を引っぱっていると途中から加わった。自分の子は気がつかないものだが、他人の子は一年も見ないと大きくなっていると思うものだ。タイガースファンのお父さんだけあって、今年は堂々と野球帽をかぶっていた。

 商店街には消防車が到着していて、ハシゴ車の実技に抽選で参加できるようになっていた。去年は親子同伴だったらしいが(…クジに外れる)、今年は子供だけになった。残念。

 うちの子供と虎太郎くんは、連続して当たりを引き当てる。どちらか一方だけだと可愛そうなことになったが、なんとも幸運なことだ。

 で、30mの上空に登ることになるのだが、横に同じ歳の子供がいるからか、それとも一泊旅行で度胸がついたのか、怖がる素振りも見せずに乗り込んだ。上では手まで振っている。完璧に留守番できるようになったし、わが子も成長してるなぁ。

 その後、虎太郎くんにただ券を貰い、祭りをしばし楽しむ。今年の蒲田の祭りの目玉は、本場ブラジルのサンバである。浅草の真似をしたのだろうが、祭り=サンバなのだろうか? どうでもいいが、望遠レンズを装備した親父が多いと思った。祭りが盛況なのにシャッターを押す素振りもないのは、サンバに備えているからだろう。これは注目か。

 しかし、さすがに暑さと日差しの中に半日もいると疲れる。一生懸命に山車も引っ張ったし、子供が限界なのでサンバが始まる直前で帰る。心残りはあるが、まだ余裕があったので自転車を人ごみから出すことが出来たし、万事うまくいった一日であった。


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