元・白血病患者の日記
 

2003年12月26日(金) 正月明けは日焼けしてるのでしょうか?

 今日までが職安の営業日。(当たり前だけど)ここ数日、何の動きもないしこの年末のどん詰まりの時期に面接する会社は皆無だろう。そもそも12月に入った途端に(仕事の最中だというのに隠れて)机の下で海外旅行のパンフレットを見ているウキウキ顔した公務員の顔を見るのも嫌だなぁ。

 自転車の限界が近いみたいなので(ペダルはもうカクカクと変な動きをするし、誰もが振り返るくらいの音を奏でる)、徒歩でうろつく。鬱には歩くのがいいんだよ、と頭で繰り返しながら歩いてみる。

 途中、蒲田の商店街でチンドン屋を発見する。平成生まれで見たこともないであろう子供が、チンドン屋の後を追おうとするのを親が必死に止めていた。やはりチンドン屋にはハーメルンの笛吹きみたいな魔力があるのか? 昭和の時代など延々と後に続き、行ったこともない場所に出て友達と途方に暮れたものである。

 寒いんだけど、とにかく歩いてみる。退院間近の時は、アルバイト帰りというのに平気な顔して川崎まで歩いたものである。ほんの数年前のことだが、我ながらやる気に満ちていたものだ。あの頃の気持ちを思い出そうと、どこまで出来るかやってみる。

 雑色、六郷土手と電車に乗る誘惑に駆られたものの、なんとか川崎まで歩く。気持ち的には階段を上りきったロッキーである…こんなことで一喜一憂するとは、それはそれで情けない。

 コンビニでカゴにビールをたっぷりと入れたサラリーマンを見かける。夕方ということで、これから忘年会だろうか。店に行かないけど社内で一杯。
「部長は何でも好きなものを買ってこいとは言ったけど、コンビニだもんなぁ」
「あ〜ぁ、早く景気がよくならないかな」と抜かしているが、何が不満なんだよ。やりたくてもやれない人間もいるんだから。フン、俺だって来年こそは。

 さすがに帰りは電車を利用したが、リハビリのプールに向かえた。途中、骨髄検査とかが入ったものの、まさか12月の頭以来のプールだったとは…。来れば気持ちもリフレッシュされるのだが、何せ受付に来られない。来年こそは通い続けられるようになりたいものである。


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