| 2004年01月31日(土) |
実家は気が休まりませんなぁ |
自転車の後ろに座る子供にランドセルを持たせ、実家へ(嫁さんは部屋で安静にしてる)。出歩けないジイさんにランドセル姿を見せに行く。昨日の話ではみんなで食事でもしようということなので、昼を目処に行ってみれば、相変わらず死んだ人のようないや〜な目で人を見るジイさんがいた。…何か言いたいことがあるのなら直接に言えっての。
「さ、タイちゃんが来たから(ファミリー)レストランに行こうかね」とニコニコ顔のバアさんとは対照的に、あきらかにジイさんは俺を睨んでる。…ん? ジイさんは出かける用意してないじゃん。なんでだ、と聞いたらバアさんは平気な顔して「お父さんは、家でパンを食べるからいいんだよ」と言う。
なんで一緒に行かないんだと聞けば「いいから、いいから」だと。さすがに身体障害者を残して食事もないだろうに、ジイさんに一緒に行こうよと聞けば口をモゴモゴさせながら面白くない軽口を叩いて相手をしようとしない。…いつものことながら、俺に対して何でこんなに好戦的なんだろ。言いたいことがあったら言えよ!
まぁ…八方美人のバアさんが、こっちに来ては実家での(妹やジイさんの)文句、実家では今だフラフラしてる長男の文句、という感じで互いの悪い面しか伝えてないからだろう。この人の性格だからそんな橋渡しは仕方ないのかしら。キチンと会話のある『家族』なら話し合いはあるのだろうが、30年前からそんなことをしたことのない家庭なので無理なのだろう。反面教師にしなければ。
バアさんと子供と三人、外に出たものの、もう一度、バアさんに「なんで行かないんだかね」と聞いてみた。そしたら軽く「あぁ、外に出ると家にいる時みたいにスプーンとかで食事するの嫌なんだろ」と言われた。…しまった。
前日から滅多に行かないファミレスに行く気になってる子供に耳打ち。バアさんに聞かれるとほっときゃいいんだよ! とキレるに決まってるから。「ジイさん、体悪いで動けないのに一人で食事するんだって。それでも父ちゃんたちは美味しいものを食べるんだけど、どう思う」と聞いたら、やや考えながら(そらまぁ、本当に楽しみにしてた外食だもんなぁ)「可愛そうだから、みんながいい」と言ってくれた。ありがとう。
突然に外食がキャンセルになり、不思議そうな顔をするバアさんにコンビニでラーメンを買うと告げ、一番近くのコンビニへ行ってカップラーメンを買う。で、急ぎ戻ってみればジイさんは暗い顔をして焼酎のお湯割りを飲んでいた。…なんでその体だというのに、一人きりで酒を飲めるんだ? うちの家族、おかしいって。
「せっかく一人になれると思ってたのに戻ってくるんだもんなぁ」×30回。憎まれ口を繰り返すが、顔は柔和になっていた。…やっぱジイさん寂しかったんじゃん。それにしても実家の連中、障害者に対するアフターって(病院やリハビリ施設から)説明受けてないのかな? 気にならないのかな。まぁ、実家に近寄れない身分としては、遠めに心配するしかないのだが、ジイさんなりにSOSは出しているんだろうけど、バアさんはきっと気がついてないんだろう。俺が中学生の時に必死に出してたSOSを無視したのと同じように。
そんな情けが仇となり、以降、ジイさんの発するオーラでキレそうになるのを我慢し続けることに。実家にいるとストレス溜まるなぁ。
帰り道、まだ夕方まで時間があるので子供に「どこか行くか?」と聞いてみれば、部屋に戻って少し休んでからなら出かけるという。
「何か疲れちゃった」と子供は言った。小さいなりに気疲れしてたのね。…苦労かけるなぁ。
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