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2010年10月20日(水)
まよいっぱなし

おひさしぶりです。

毎日書こうかな、と思っていたのにいつの間にか2カ月経過。
お給料の明細をネットで確認していたら、有休を2カ月取得していなかったことに気がついた。
幸運なことに、以前は月に1日〜2日は有休を取ってぷらぷらしていたのですね。ありがたいことだ。
暇疲れして、自席で泣きそうになっていたため、そんなときは休んで一日自然の中にいたり、ぼんやり電車に乗って海を見に行ったりしてました。
それはそれで自分にとっては必要なことだったんだろうな。と、思いたい。

それが、キャリア採用の人が入ってきて、仕事の仕方を一から学んで、自分で出来る改善活動を探して・・ともがいてみた去年の一年間。
けど、自分の出来ることは少なくて、結局あなたは何もしてないでしょ、と言ったことを上司に言われて他のグループに異動しました。

今は、手戻りが多い作業をひたすら毎月こなす日々。
残業も増えたし、等級も上がったし、イベント系の仕事も割り振られて、反省と勉強の日々。と言えばなんとなく前向きっぽいが、実際はへとへとで眠くて、真面目にやってもいくら残業しても、数字を間違えるというこの状況・・・。向いてないって言われてるのも承知ですよ。ええ。

いまいる事務所で、同い年の未婚女性は私ひとりとなってしまった現在、毎日結婚式準備の話を肴にご飯を食べていると、言いようのない敗北感を感じたりしてね。
そんなつもりはないと言われそうだが、あえて言う。
その勝ち誇った笑い、絶対にこちらより上位に立った時の上から目線です。
ということで、話題を盛り上げるための話を提供するのは他の既婚者に任せて、にこにこと相槌を打つに留める昼下がり。

4年付き合った彼氏と同棲したとき、結婚すれば、すべて気持ちは楽な方向に解決できると思ってた。
家事その他至らない点があったとしても、「だって私働いてるし。」仕事が中途半端でも、「だって私家事あるし。」どちらにも逃げられる準備ができて、子ども産んだら初孫だし親戚連中にも面目が立つというものだ。
と思ってた。
現実は、いつまでも結婚話は出ないし結局うだつは上がらないのが自分。
付き合い始めはニコニコとして、きゃっきゃしていたけど、そのうち大人になりきれない自分の感情をもてあますようになり、甘えてくる彼との会話もイラっとするようになったのでした。前に進めない。

けど、実際にひとりになってみて1年、残業して仕事して。
新興住宅地の中に会社があるので、通勤途中でちっさい子供連れた育メン(育児する男性を最近はそう呼ぶらしいと新聞で読んだので活用。)を見ていると、あれも欲しかったなぁ・・・って思う気持ちがあり。ひたすらむなしくなるのでした。手の中に何もない。

私にとっては、結婚とか子供って「しあわせのかたち」で、抽象的すぎて、自分の中に具体的に想像がつかなくなってしまったのでした。
いや、前の人とは想像付きましたよ。なぜなら、実家の父親に性格が似ていたから、そして母と私が性格が似ているから、こんな感じになるんだろうなぁ、、、と思いました。
占いで聞いても、退屈だけどそこそこ幸せになれるでしょうとどこでも言われてました。
なんで別れたんだろうなぁ・・・。
母は、今でも未練があるんだろうと言う。連絡してみたら?とかいう。
付き合ってた時は顔が気に入らないとか散々言っていたけれど、さすがに娘がいつまでも独身でいるのは体裁が悪いと思ったらしい・・。
連絡先は全部消したので、連絡しようもないのだが。そして、よりを戻す気もないのに、連絡しても会話が続かないと思われる。

よく、男は過去を美化するというけれど、私も十分美化してる。
思い出はそのまま、キレイに箱の中にとっておくことにして、また歩きだすんだよなぁ、、、と思ったので、ちょっと書いてみた。思ったより長くなった。

今日、ドラマを見ていて、仕事や結婚は、全力で背伸びしてやっと届くようにしないと、手に入らないのだろうかと思った。
そんな風に走って走って、なんでみんな平気でいられるんだろう?
自分は、走っていられるんだろうか。走れないから、今の自分の手の中に何もないのだろうか?

そんなことを考えて、「使える」何かに、必要とされる誰かになりたいと、最近は思ってる。