くりくり♪

2006年12月03日(日) セ〜ンチメンタルロケッット♪

1日中スランキーが頭を巡りまくって仕方なし。きもちが急かされるー。

さて。青井夏海『陽だまりの迷宮』読了。
青井さんの本は2冊目。これも図書館で借りたけど、またもや好きな感じ。
何というか、全編に漂うさりげない感じが私にとってとてもここちいいの。
前の作品でもそんな風に感じたから、青井さん自身がそういう感じなのかな?
そう、私は何よりもあからさまなことがものすごく苦手なわけ。なんつーか
あからさまな人ってどうしてあーなっちゃうんだろーね?まじムリすぎる。
大概本人が全く気づいてねーから始末が悪かったりするわけなのだが...。
だから逆にいろんなことに対してすごくさりげない人には、猛烈に自分から
近づきたくなる。そのさりげなさに気づきたくなる。見逃せなくなるのだ。
あうんが通じる人には安心するように。ちょうど先日読んだ橋本紡さんの
本の中のあの電話の後のシーンの後のような。あいまいでもいいじゃんねー、
全部なんて知らなくてもいいじゃんねーってことを共通認識にしたいわけさ。
わたしはそういうやさしさがいちばんしみる。そこが私の惚れポイント。
ってなんか脱線したので話しを元に戻。。。
小学3年の生夫の目線からみると世の中謎謎謎だらけ...って、
何となく自分の子供時代のきもちを思い起こさせるような、
なつかしいようであったかい気持ちにさせられる作品でした。
読後がきもちいいミステリーだーね。ヨモギさん、いいわぁー。

(本文より抜粋)
 *「本当のこと」なんか知っていたって偉くも何ともない。
  ましてや、それを得々と吹聴するなんて世にも恥ずかしいこと。
  人を傷つける凶器にだってなりかねないことなのだ。

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