2007年05月18日(金) |
でも、何も要らないといえば何も要らない。 |
珍しく仕事関係で誉められる。今度始まるpjで先日初めて御一緒した方なので 嬉しい。なかなかに忙しいが、淡々と流れていかないようにエンタメは必須!
15日に映画2本。週始めの平日の仕事終わりの無謀だけど、下高井戸シネマ。 レディースディのためムリヤリ気味に仕事を切り上げて前から気になっていた 『あるいは裏切りという名の犬』。骨太がっちりのサスペンスで面白かったー。 ジェラールドバルデューは顔がイイなー。なんか奥深い顔してて。何だかんだ いっても人間って醜いトコロをもってるんだってことを見せつけられちゃったー て感じ。きっかけはそんなに大それたことじゃないってとこも何かリアルでいい。 もう1回最初から観たいなーと思わせてくれるこんな男くさい映画は久々かも。 レイトショーで白夜映画祭ということでロシア映画特集。今日から開催なのを ココに来てから知って急遽観ることにした『父、帰る』たぶん今日で3回目。 映像の感じとか、家族の感じとか、こどもの感じとかがあいかわらずすごく 私の好きな世界。私のロシア映画との出会いは15年前位に初めて意識して 観はじめたタルコフスキーだったけど、この映画も水の映像がとても印象的。 DVDじゃなくて大きいスクリーンで観たい映画。白夜映画祭は6月中旬まで開催。
翌16日。代官山晴れたら空に豆まいてで山口洋&花田裕之&浦田賢一ライブ。 博多祭りってことなんでしょうか。浦田さんってサンハウスの人なんですか? 博多事情に疎いので全然よく知らないのだけど、客席も年齢層が高めでした。 前半は山口さんのソロがあっという間に終わって3人になって割とダラダラと。 ソロの時にすごく好きな曲をやってくれたのが嬉しかったけど、3人でやる 時は特にドラムの方は曲も知らないままやってたようなのでゆるーい感じで 進んでいって。後半は前半よりもぐっといい感じになって、最後には客席で 観ていた池畑さんも入ってセッションあったり。最近ジライヤのライブでも 聴けたあの曲もやったりしたのが嬉しかったなー。でも満足したーーーって 訳ではなく、何かますます山口洋ソロが観たくなっちゃったなーと思いました。
読了本は2冊。偶然か必然か、同じようなテーマ(私の中だけかもだが)の 本を。大道珠貴『素敵』と絲山秋子『ダーティワーク』。どちらも痛いとこに 切り込む感じがここちいい。ここち悪いのがここちいい。ギドクの『悪い男』 と、広い意味では同じような世界観だと何となく思った。ひとりつっこみを 世界に晒すのってどんな気分なんだろう。隠して生きていくしかない凡人に とっては、逆にそれがすごく強い精神力な気がしてとても羨ましいぞー。特に、 絲山さんの今作はほんと、刺さるなー。「袋小路の男」に次ぐスキな作品かも。 終わってすぐ再読してしまうのは、自分にとって今必要である証拠だと思う。
ここ数日聴くはORSON、SHADES APART、NORTHERN ROOM、COLD WAR KIDS、 THE SUNSHINE UNDERGROUND。どれも大好きでついつい鼻歌が出ます。
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