またステキな作家に出会ってしまったー。横浜からの電車でのめり込んだ。 平田俊子さん『二人乗り』読了。たぶんどこかで誰かが薦めてた?んだと 思うんだけど、手帳にメモってあった平田さんの名前が何か気になったので 図書館でまずこれを借りてみたんだけど、すんごく良かったー。1955年生。 今まで全然ノーマークだったのがくやしい。とりあえず2冊程購入してみる。 『二人乗り』は3編の短編が掲載されてて、それぞれの視点から描かれてる んだけど、「嵐子さんの岩」「二人乗り」から最後の「エジソンの灯台」に こういう風に流れていけるんだーーーって目から鱗。ものすごく好きです。
そうその横浜。17日またまたトリヴァンドラム@横浜ZAIMの2公演を観に。 昼の公演はKONTAさんとperの方の2人のみ。(bの方は寝坊したらしい…) 夜の公演はbも入ってるトリヴァンの3人とゲストのチェロ2人という形。 トリヴァンドラムは約1時間をインプロで1曲のみ、という感じの構成で、 KONTAさんのライブの中でも相当にマニアックなライブだと思う。前の方に 中学生位の男の子が居たんだけど、結構これはキツイんじゃないかなーなんて、 勝手に心配してしまった。ライブに行き慣れてる方の私でもたまにダレる時が あるくらいだし。(「僕らの自然の冒険」よりも更に更にマニアックな感じ) KONTAさんは主に全くのソロ(歌とピアノとギター)と、トリヴァンドラムと 僕らの自然の冒険で活動してるけど、今月のソロライブに行けなかったし、 僕らの〜は2ヵ月に1回で今月は無いしで、トリヴァンドラムでのサックスと 笛関係(数種類)と朗読が聴けるのは私にとって貴重。時折客席後ろの方に 歩いて吹いてくださるので、後頭部で間近で音を聴くという最高の贅沢☆を 味わえたりするのだ。本編が演奏されてる間の顔つきと終わってからの顔つき が全く違うのが凄いなーと毎度毎度驚く。夜の部の「おれはすけべな人間だ、 と言われている」の突然の主張(語り!)が面白かった。芝居もまた観たいな。 でも、毎度毎度苦手なことがある。全て終わると部屋の蛍光灯がつけられる のがすごくいやだ。ライブ中は映像も流れるので視覚的にもどこかにトリップ してる感覚のため、何だか急に現実に引き戻されてものすごく照れてしまう。
18日は午前中は仕事に出かけ、午後からシネマコリア2007@イイノホールへ。 今回のシネマコリアは2日間で4本。どの作品もまだ配給会社が決まってない ため、観れるのはもしかしたらこれ1回キリかもしれないという貴重な場。 ほんとにすご〜く観たかったイソンジェさん主演の『ホリディ』が決まった のでこれは行くことにして、同じ日に上映するもう1本『ラジオスター』も 観ることにする。『ホリディ』ではヤンユノ監督、『ラジオスター』の方は 今日本でDJの仕事もしているという韓国人の女性の方をゲストにトークの場も。 最初に『ホリディ』だったんだけど、想像以上に素晴らしい映画で感動もの。 実際にあった事件を元にしたフィクションでかなり重い映画ではあるんだけど、 すごく入り込んで観てしまい、終わった後どっと疲れた。主役のイソンジェさん が凄い!肉体改造っぷりもすごい!腹が虫みたいに割れてたし!刑務所の中の 拷問シーンとか本気だし、役者魂がなければやってられない苦しいシーンが いっぱい。監督から特に身体をつくるように指示した訳ではなく、本人自らが どんどん追い込んで痩せていくように準備してたらしく、ほんとリアルだった。 実際、顔つきも目つきもスゴかったし、いつでも誠実に演技に向かっている イソンジェさんはやっぱり私が好きになるだけあるわねぇ〜なんて思って♪ (てか何様?!)見ごたえがある映画なのでまた日本のどこかで上映されると いいなぁーでも絶対ムリだよなー。てかほんと男前すぎてすんげーかっこいい☆ イソルさんもすごく上手い。そういえば「サマリア」の刑事役も良かったなー。 テイスト的には「シルミド」とか「オールドボーイ」とかに近いかもしれない。 残酷なシーンも多かったが、これぞ正に韓国映画ねって感じの骨太な作品です。 ソンガンホの映画予定が、配給先が決まってしまって、急遽の差し換え作品の 『ラジオスター』は一世を風靡したロックスターが落ちぶれて田舎でDJをして それが人気になる、というストーリー。ロックの定義がそもそも韓国と日本と では全然違うので(上映後のティーチインの時にその話が出てきてました) その辺りの違和感はあるんだけど、映画はマネージャー役のアンソンギさんの 絶妙なトークっぷりが面白くて会場も何度も何度も笑いに包まれてました。 アンソンギさんはほんとにいろんな映画に出てるし、どんな役も上手いなぁ。 ロックスターの役はパクチュンフンよりもっとキレイ系役者の方が良かったか? そういえば全然関係ないけど、ゲストの韓国人の女性のDJの方の自己紹介の 時にいきなり「バービーボーイズの…」って発言があったので勝手に動揺(笑) 要は今、杏子さんと一緒に番組をやってるってただそれだけの話なんだけど、 KONTAねたにはついつい反応してしまう今日この頃なのでってヤツでした。
この2日間はMELEEとNATIONAL PRODUCT聴きまくりまくりの日々〜好きすぎる!
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