独白「文字式」
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2002年05月07日(火) |
杞憂(ぽえむばざーる編2) |
「ぽえざる」で詩誌を売ることを決めたのだが、 印刷所を探して、製本するといった 費用や時間(気力も…)はなかったので、 とりあえず、HPに掲載している詩を 印刷してコピーしたものを、 ホチキス止めして売ることにした。
実にシンプルな詩誌であり、 すんなりと作れそうなものなのだが、 これが持ち前の性格とあいまって 表紙、中身、あとがき、目次、裏表紙と 一つ一つ細かいことが気になって 結構時間がかかってしまった。
その中で、一番頭を悩ませたのが、 実は裏表紙なのである。 友人の作った詩誌や、リーディングのパンフレット等を みても、裏表紙に「連絡先」が書いてある。
この連絡先、いったいどこまで書けば良いのだろう。
頭の中では、次のようなことが逡巡していた。 「本名は当然書かないとして、住所をどうしようか。 住所を明記することで、本名がばれたらいやだし メールアドレスとURLだけでも、十分連絡出来るよな…。 いや、まてよ。メルアドだけだと、 せっかく詩誌を買っていただいて、感想を書きたくなった人が パソコンを持っていなかったら、失礼だよなあ…。」
われながら小心者でずうずうしい思考である。 初めての手売りなのに、感想がもらえる、と思うあたりが ほほえましい。
と、まあ、 くよくよしながらも結構楽しい時間を過ごしたのである。
各駅停車で旅行に行こうとして、 時刻表を見ながら、どこまで行けるかでつい盛りあがってしまうのに 感覚は似ているよな。
(ちなみに、ぱっと決まったのはタイトル「定本文字式」でして、 ちょっと盗用です。 また、連絡先は、結局携帯の番号を記載することにしました。 悩んだ割には「大胆」と言われる始末。)
明日は、詩誌の中身について書く予定。
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