独白「文字式」
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最近、またマンドリンを弾いている。 後輩の演奏会に、またまた参加するのである。 卒業以来、なんやかんやと賛助として若き後輩に混じって演奏をしているのだが、 そのたんびに、 演奏の喜びと、過去への追憶でため息がでそうになってしまう。
で、こんなことを書いていると、 「趣味」としてマンドリンオーケストラをやるのは難しいかなあ、と ふと思ってしまうのだ。
もし、後輩に混じっての演奏で、 「ああ演奏は楽しいぜ」とか「若いエキスはええのう」とか そういう充実感がメインだとしたら、 社会人団体に加わっても十分楽しめるであろう。
そこには演奏も若いエキス(はあまりないのが実際のところだが)も あるからだ。
しかし充実感の中に、 後輩に混じることで、過去の記憶をたどり楽しむような部分が多いようだと ちょっと事情が変わってくる。
社会人の趣味としての演奏活動は、 時間が無駄にあった学生時代の活動のノリとは当然異なってこよう。 なんといっても、かける時間、熱意のウェイトが違うのだ。 そうなると、社会人の団体で演奏しても、あの学生時代の 面影は見当たらず、なまじ熱中した記憶があるだけに そのギャップになんか打ちひしがれてしまいそうだ。
「詩を書く」ということが 上記のような状態になったらちょっといやだなあ。
幸い、過去の青春時代において、 「詩を書く」ことにまつわる明るい話はないので、 過去を振り返るのではなく、「書くこと、そのものへの熱中」で もそもそと書き連ねているが、 最近、「詩を書く」ことから派生した楽しいことが多くなってきたのだ。
「書くこと、そのものへの熱中」の源泉を 忘れないようにしないと。
さて、実は、 後輩(私も出た)のマンドリンCD演奏を リーディングに使ってください!と売り込みをしたことがあり、 そのイベント当日だ、と家を飛び出し、向かったのだが、
雨天中止になっていた…。
まあ、どのみち散歩するつもりだったので良しとしよう。
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