独白「文字式」

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2002年11月13日(水) 頭は簡単に忘れてしまう(アルバムの整理をはじめる編2)

11月よりジョギングをはじめようか、はじめようかと考えて
はや十数日たってしまった。
風邪を引いたりばたばたしてたりしたためなのだが、
少しは運動でもしないと、昔の細面からどんどん遠ざかってしまう・・・。

と、むりに話を前の日記にこぎつけたところで、
昔の思い出の写真に関して、つらつらと書いてみる。

まず、気になったのは、
写真の枚数で一番多かったのが卒業式の写真、ということである。
まあ、学生時代最後の大イベントであり、
みんなはいからさんが通るの格好をしているので、
つい気合が入ってしまったのであろう。

しかし、学生時代にいくらでも楽しいことがあったはずなのに、
そのときの楽しいことの記録が少なかったのは、
やはりいささか寂しいのである。

で、なんでかなあ、と考えてみると、
学生時代は、その楽しさが当たり前だと思い込んでいたので、
将来のためにその状況を記録しようとは思いつかなかったのであろう。
サークルの合宿にしても、飲み会にしても、演奏会にしても、
学生時代というくくりでは、何度も体験できる当たり前のことだったのだ。

ううむ、もったいない。

思い出が胸に残ればいいでないか、という考え方もあろう。
それは半分は当たっている。
たとえば、旅行なんかでは
写真を撮ることばっかり集中すると、
旅そのものを楽しむエネルギーが欠けてしまうので、
心のシャッターに納めとけ、なんていわれたりする。

しかし、
胸に残っていても、
頭は忘れてしまうのである。

ひょんな写真が一枚でも残っていると、
それに付随してさまざまな記憶が呼び起こされる。
心から何かを引き出すきっかけが必要なのであり、
写真は実によい呼び水になるのだ。

で、いろいろと記憶を呼び起こして
昔の写真を楽しんでいた私なのだが、
どうしても解せない写真がある。

それは、2枚のツーショット写真だ。

(と、引っ張るようにつづく、のである)



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