独白「文字式」
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私、実は、甘党なのでございますが、 先日、上野に行く用事があり、 ちょっと早めについたので、「みはし」に あんみつを食べに行ったのである。
一人あんみつである。
注文したのは、 フルーツクリームあんみつ白玉トッピングという ゴージャスあんみつ。 「みはし」さんは超有名店だけあって、 休日の昼下がりともなると、お店は満員であった。
そのため、相席をお願いされたわけなのだが、 目の前には、うら若きレディー2人。 ただでさえ店の中は、うら若きから若くないレデイーで充満していて、 いささかいたたまれない、というのに、
目の前には、うら若きレディー2人。
いたたまれない。
逆に、彼女たちの立場になって考えてみると、 せっかく女の子同士2人、 あんみつでティータイムを楽しんでいるという、 さわやかで甘酸っぱい環境なのに ふと気がつくと、目の前には ぽっちゃりした(しかもちょっともさい)、 青年後期の男性が座っている、という状況であり、 絶対、文句を言うにちがいない。 (私が彼女たちなら、あとでさんざネタにする)
いっそのこと、私が、 ロマンスグレーの中年(さりげなくいい時計をつけているような) だったら、どんなに良かったことか・・・・。
ただ、そんないたたまれなさに負けるようでは、 甘党としての名が廃る。 あんみつは美味しくいただきましたし、 今週末も上野に行くので、 そのときも、ひとりあんみつ(こんどは「みつばち」) としゃれこむことでしょう。
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