独白「文字式」
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2004年05月02日(日) |
十年の青空について/華燭の祭典(すきやき企画会議編その2) |
またまた久しぶりの日記である。近況としては、相変わらず風邪をひいたりしながらも、マンドリン関係の友人の結婚式に参列したりした。基本的にはおめでたいイベントに参加する、というのは気持ち良いものなので、なかなか充実した一日ではあった。
ここ最近、結婚式に参列すると、「ああ、なにかを成し遂げないといかんなあ」ということを感じることが多い。別に普段の生活でふざけて生きているわけではないのだが、自分の生活に何かしら物足りなさを感じているのであろう。なにかで頑張ってやったな、と喜び合いたい自分、をつい発見してしまうのである。しかも、具体的に、コイツと祝い合おうと妄想しているだけに、タチが悪い。(ソイツ、は社会人として一緒の地域に配属になり、現在は法曹の世界に向かって頑張っている友人である。彼の朗報を実は心待ちに待っている。)
その結婚式の当日だが、天気が良く、じつに綺麗な青空を見ることができた。電車の窓から、そんな青空を眺めつつ、マンドリンを弾きはじめてからもう10年だねえ、としみじみしたことがきっかけで「十年の青空」(幣HP掲載中の詩)というタイトルを思いついたのである。タイトルが決まると、あとは結構イメージの転がるのにまかせてつくってしまうので、思った以上に甘い仕上がりになったのが面白いなあ、と思う。
さて、ここからは「すきやき企画会議編」の続きを記載する。
(前回までのあらすじ) 戸塚で汐見さん、春野さんと待ち合わせをする私。自分は無事に降りたものの、コートを戸棚に忘れて少ししょんぼり。
コートのことは忘れて、さっそくすき焼き屋へとむかう。当日の幹事である汐見さんの手には「ビール一杯無料券のついたお店のビラ」が一枚しっかりと握られており、その段取りの良さに一人関心をする私であった。向かったお店の名前は「ふ○や」。戸塚近隣に住んでいる別の友人からも「うまい」、と話を聞いており、わくわくしながらお店の入り口へ。で、ふと見ると、入り口脇にも「ビール一杯無料券のついたお店のビラ」がしっかり置いてあるではないか。当然のごとくもう一枚を確実にゲットする我々三人である。(この段階でビールを一杯飲みたかったのが二人であるため、無料券は二枚で十分だったのである。)
お店にはいって早速注文である。お昼だったので、ランチメニューを出されたのであるが、すき焼きがあることを確認して3人前のすき焼きを注文する。さらに、「とんかつもおいしい」と伺っていたので、どうしてもこの場で食したく、特別にとんかつ1枚も注文追加をした。戸塚で展開される、牛豚肉祭り。もう狂喜乱舞もいいところである。(ただでビール1杯飲めるところがまた素晴らしい。)
飲み物が我らのテーブルに来た後、柔らかくてかりっとジューシーなとんかつがまずお目見えである。うまい。お店のおすすめのお塩で食べたのだが、これがまた、うまい。しかもなかなか大きい。これはなかなかの実力派だ、とうなっていると、いよいよすき焼きの肉と野菜が現れたのだ。明らかに上質だとわかる肉の艶に見入りつつ、お店の人に鍋を作ってもらう。肉と野菜が、鍋の中、割下で煮込まれているその情景に見せられた我々は、いまやお馴染みになった「携帯写真機能」をフルに活用して、鍋の写真を撮りまくったのであった。(そして、すき焼き鍋を撮りまくるお二人の写真をきっちり撮影している私なのであった。) (つづく)
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