ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




夏へのオマージュ
2001年11月07日(水)
××さんの夢を見た。季節は夏。
実際に私たちが恋をしていたのは冬の只中だったというのに。
最後に会ったのはいつだっただろう。
最後に交わした言葉は?最後のキスは?
すべては記憶のまにまに呑み込まれてしまう。
なぜか同じ夢に絵描きくずれの青年が出てくる。これは架空の人物だ。
何の脈絡もなしに古い大きな屋敷で交差する登場人物たち。私、元恋人、絵描きくずれ、若い芸術家達。
私自身は、夏の恋を経験したことがない。
身を焦がす太陽、アスファルトの火照り、乾いた土の匂い。
または
降りしきる雨、ブルーの色合い、透き通る気持ち、きれいな若者。
そんな風景が心のガラス箱にあるひとを、私はうらやむ。









設計*しゑ(繊細恋愛詩)
感謝→HP WAZA !
素材著作権且感謝→M3