ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




眠りのまにまに
2002年01月22日(火)
きのう丸一日と今日昼まで、ほとんど昏々と眠り続けていた。次から次へと夢が訪れ、その合間には現実のよしなし事などを思い出す。ふわふわとした時間の流れは肉体の痛みさえ他人事のように思わせた。
ヒトの記憶のファイルはとても不思議で、ある人についてもの凄く酷い事を思い出したりするのに、同時にもの凄く幸せな事を思い出したりできる。同性の友達関係であれ、異性の男女関係であれ、別れたり別れられなかったり、憎んだり憎めなかったり、その振れ幅は大きい。
何か限定的な出来事がないと、友達や恋人との関係を断つ事は難しい。相手にいきなり嫌われたり、距離をあけられたりした時に、この限定的な出来事に対して無自覚であったなら、その理由には永遠に辿り着けない。辿り着けたとしても、意味はないのだが。
記憶の海の中をさまよいつつ、自分から遠ざかっていった人、自分から遠ざけた人の事が浮かんでは消え、消えては浮かんでいった。









設計*しゑ(繊細恋愛詩)
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