ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




かぶとむしの匂い
2002年02月21日(木)
大阪の友達でおもしろいコがいる。当時、みんなお揃いで買ったポケベルで、あれこれ今のメールのようにやりとりしていた頃・・・。さっき会ったばかりの彼女からベルにメッセージが入った。
「カブトムシノ ニオイ スンデ」
時期は真冬。なんのこっちゃ?と翌日問いただすと、「ほんまに道ばたでカブトムシの匂いがしてんもん!こう、ほわーっと、土のくっさいのんが!!」とリアクションたっぷりに説明してくれた。付近に浮浪者がいた説や、カブトムシの呪い説など様々な憶測が流れたのも束の間、そんな話題はあっという間に消えていった。そして、私の記憶の奥の奥のがらくた類に分類される引き出しにしまわれていた。
しかし、今日。ベランダに干したカーテンを取り込もうとしている時!ぷん、と鼻をつく香りは、まさに「カブトムシ」・・・。くぬぎの木はないけれど、(くぬぎはクワガタ?)何かの樹液の匂いのようだった。香りによって様々な記憶がフラッシュバックする事は割とあるけれど、この香りはその、ちょっと変わった友達の事しか思い出さなかった、特殊な例かも。すごくマニアックな事柄を検索サイトにかけたら「1件」ヒット!みたいな感じ?









設計*しゑ(繊細恋愛詩)
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