ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




歴史小説への誘い
2002年03月15日(金)
父の遺伝か、とにかく歴史小説が好きである。(ちなみに隊長も歴史小説好き。)歴史なんて過去の出来事なので、お決まりのドラマなのだが、書き手が違うと、何度でも同じストーリーが読めてしまうのだから不思議だ。日本史の古代史、中世史、現代史、どのジャンルをとっても興味深いのだが、一番書かれているものが多いのは「信長→秀吉→家康」の時代なのではないかと思う。
「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」
それぞれ個性が違う武将が、日本を全国統治してゆくストーリーは現実なのに、本当によくできたドラマだと唸らされる。
価値観が変わってゆく転換期、実に今私たちが置かれている状況は、この時代に重ね合わせると面白い。
織田信長の尾張国は、まさにベンチャー企業のごとくだし、秀吉や光秀の出世は学歴偏重が崩れている世の中のごとし。今の平成は、安土桃山に匹敵する争乱の時代なのかもしれない。いつか、歴史の教科書にはそのように刻まれたり、歴史小説として本が書かれる日も来るだろう。
そう考えると、本当に歴史って生きてるんだなー、と思えて楽しい。
どうです?久しぶりに1册、歴史小説読んでみませんか?









設計*しゑ(繊細恋愛詩)
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