ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




ぐるっと1年
2002年04月20日(土)
昔、キレイにはらはら舞う桜の花を見て、「ああ、これを好きな人と一緒に見られたら・・・」と心から願った事があった。その時の恋人が、あまりにも物理的にも精神的にも遠くにいて、とてもとても悲しかった。ちゃんと、近くにいて、いつも一緒にいられる人が欲しいと切実に思ったものです。。そして、その恋人と別れるために、私は飛行機に乗りました。きっと人生でいちばん悲しい旅だったと思い出します。
あれから数年、私はその後隊長と出会い、結婚して、その願いを叶えました。普通にスーパーにお買い物に行く夫婦ふたりの頭の上からは桜のシャワーが降り注いでいて、ふたりで同じ風景を共有して生きています。いつも一緒にいたくて、少ない時間をふたりで分かち合いたくて、一緒に住んで、じっくり相手を知って、結婚した私たち。付き合って半年で同棲をはじめて、それから1年後に結婚。そして更にまた1年が経ちました。「さあ、帰ろうか」って向かう方向もおんなじです。朝いちばん最初に見て、夜最後に見るヒトも、毎日おんなじ。ダイジョウブ、まだ全然飽きません、
急ぎ過ぎた感じもないし、大きな諍いもなく、お互いに少しずつまぁるくなった1年・・・。
ずうっと、二人でいるのか、もしかして家族が増えたりするのか、全然まだ未知数だけれど、桜も雪も星も、いっぱい同じ景色の記憶を増やしていきたいな。。
記念日ギライ(単なるひねくれ者)の私たち・・・。特別なディナーもプレゼントもないけれど、今までありがとう、これからもよろしくね、ってお互いにココロの中で思ってる気がします。









設計*しゑ(繊細恋愛詩)
感謝→HP WAZA !
素材著作権且感謝→M3