ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




Petit Dejeuner
2002年05月11日(土)
Petit Dejeunerという単語、はじめて知ったのは19 の頃だったかな?堀井和子さんの本の中で知った単語。意味はフランス語で「朝食」。でも、その本の素晴らしいPetit Dejeunerの風景と共にその単語は私のお気に入りとなっています。オレンジの果樹園を庭に持つ、南仏の片田舎のホテルの朝食の風景・・・。目覚めてからマダム(ホテルの女主人)に電話を入れ、Boulangerie(パン屋さん)から焼き立てのパンが届くのを待って、お部屋でゆっくりいただくPetit Dejeuner!とっても素敵です...。
そしてPetit Dejeuner好きの堀井さんが今週、「朝ごはんの空気を見つけにいく」という素敵な本を出されました!今日、本屋さんで見つけた私は、午後ゆっくりその本を読み、眺め、堪能!この本、堀井さんが色んな人の朝ご飯をお宅で取材する・・・というコンセプトになっていて、その人の朝ごはん感や家族への朝ごはんの作りかた、ひいてはライフスタイルまで見えてきちゃうような、楽しく美しい本なのです。
中でも「CICOUTE CAFE(チクテカフェ)」のオーナーの牧内珠美さんの箇所が一番、私には心が揺さぶられた。私とそう変わらない年齢で、このカフェマニア達を唸らせるカフェを経営する彼女(&ご主人)の直火焼きのマフィンをブランチに・・・という発想は、おいしい!を独り占めするのではなくて、皆に提供したい!という資質を持った方ならではだと思った。
よく私がカフェ好き・オチャ好きなので、「将来お店でもやれば?」などと冗談半分に勧められたりする。でも。やはり私は、食べたり味わったりする幸せを自分で味わうのにまだ精一杯で、それを提供できる資質はないなあ・・・などと再認識してしまったのでした。「CICOUTE CAFE」行きたいなあ〜。









設計*しゑ(繊細恋愛詩)
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